« 住宅のひかりについて | トップページ | 旅の記憶たち »

2011年7月26日 (火)

マイホームを考えている方に①

子供が産まれ、幼稚園、小学校入学、そして時の経過にともなっての親世帯の老齢化が否応なしに感じられはじめると、さて、そろそろマイホームをという考えが浮かんでくるようである。
そのような時、ちょっとしたヒントやアドバイスがあると、考えの幅が広がりなんとなく全体を把握することにもつながっていくというもの。
そこで、私が日々考えていることを、私の頭の整理もかねて何回かにわけて述べていきたいと思う。
まず一回目は、
・子供たちの成長と住まい方の変化を頭に入れておく(住宅関係の雑誌などをめくると必ずのっていることであるが、打合せの最終段階に入ると「やっぱり、子供室があると・・・」「やっぱり子供室は6畳はないと・・・」とかけこみ乗車ばりにおっしゃられる方が多いのです)。
子供の成長からマイホーム計画がもちあがってきたためか、ややもすれば、あたかも子供たちが一生そばに居るかのような計画になりがち。
「子供に子供室はいらない」「子供室を独房にしない」(建築家・宮脇檀の言)という考え方がだいぶ浸透してきたのか、この頃はそうでもなくなってきたが、しかし、「2階に6畳の子供室が2部屋あって・・・」と言われる方もまだまだいらっしゃる。
よーく、考えていただきたい。子供室がどんなふうに使われて、どれぐらいの頻度で、何年子供室として使われるのか。
子供が小さいうちは親子一緒に寝て、小学校中学年頃から各自1人で寝るようになる(欧米の家庭のように、生まれてすぐ個室で寝ていたというような人はまずいないはず)。
小学校から帰ってきたら、ランドセル、制服をダイニングあたりにちょいと置いて、今の時期なら冷蔵庫からアイスを取り出して食べる。母親からがみがみと言われて、やっと荷物を自分のスペースにしまい込みに行くというところか。
子供が大学に行くようになると、遠方にある場合は下宿するようになり、そうでない場合でも友達と遊ぶことに忙しく、家には寄り付かなくなる。
その後は、もう子供室は週に1度掃除をしなければならないホコリだまりの部屋となるか、洗濯ものを部屋干しするためのスペースとなるか、またはいらなくなったものを放置する納戸という部屋になる(また、プライベートスペースは2階にとることが多いため、歳をかさねるごとに縁遠くなるスペースでもあり、用途変更で老後の趣味の部屋などとしても使いづらい)。
結局、子供室が子供室として機能するのは、高校受験の時ぐらいで、その他のときは計画どおりの使われ方をしていないのである。
そこで、子供室をつくらず、子供の服などを収納するスペースと寝るためのスペース、それから共同で使用する勉強スペースを計画するということになるのだが、「やっぱり・・・」とかけ込み乗車があったりと。。。


横大路家住宅スケッチ

| |

« 住宅のひかりについて | トップページ | 旅の記憶たち »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マイホームを考えている方に①:

« 住宅のひかりについて | トップページ | 旅の記憶たち »