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2011年7月15日 (金)

ムツゴロウさん

先日、ムツゴロウさんにお会いした。
子供の頃、あの楽しみでたまらなかった「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」がTVで放送されなくなって、お元気にされているだろうかと、ムツゴロウさんファンの私としては、勝手に心配していたのだが…いやー、相変わらず人間業を忘我の境地で、断・断・断・捨・捨・捨!!!愛情に飢える野良犬さえも、一歩あとずさりしてしまう勢いで、動物になりきってペロペロ…
っと、書きたいところだが、あのムツゴロウさんではなく、私が会って来たのは、あの干潟にいるやつね(長い前置きになってしまった)。
佐賀に住んでいて、初めて本物を見たというのだから、あまり偉そうに言うような話ではないですね。
その日は天気も良く、青空の下、太陽が燦燦とふりそそぐなか、クロスバイクで鳥栖から芦刈まで。
途中、佐賀県立図書館に立ち寄って本をチェックして、さて、どっちの方向におもしろいことがありそうかな、という具合に、結果として芦刈海岸にたどり着いたというわけ。
始めて見るムツゴロウは、本当に不思議な生き物でした。干潟に直径1.5~2センチ位の穴がポコポコ開いていて、そこからピョコッ、ピョコッと勢いよく飛び出してきます。そして、勢いよく飛び出してきては、不自由な歩き方?で、また穴の中へ帰っていくのです。あれは、何のために穴からわざわざ不自由な干潟に飛び出してきているのか、あまり息苦しそうではなさそうだけど、肺呼吸?しているのだろうか、など等、不思議という言葉がぴったりの生き物です。
静かな干潟で、ジッとムツゴロウの動きを見ていると、
「何のために私たちは外に飛び出してきてしまったのか」そして、「不自由な世界で、私たちはどこの穴に向かおうとしているのか」なんて深読みしたくもなりますが、結局、私たちは、無数のムツゴロウたちが繰り返すように、穴から出ては入るを繰り返すのです。
先のムツゴロウさんも不思議な生き物(失礼!)と人から見られようが、何と言われようが、自分のベクトルだと確信した方に、バカになって突き進むから魅力があり、何年経っても、また「ゆかいな~」を見たいなぁ、とムツゴロウさんファンの1人である私に思わせるのです。
脳科学者の茂木健一郎さんが、ブログ「クオリア日記」(2011/4/09)で書かれていました。夏目房之介さんが、いたずらっぽくこう言ったそうです。
「僕はマンガが好きで、マンガばかり描いて、大秀才の漱石とは逆のスタート地点だけど、それを突きつめたらマンガ学ということになって、いつの間にか大学の教授になって、学問を教える立場になってしまった」と。
そして、茂木さんがこう続けます。
「バカになればいい。賢くなればいい。バカになることと、賢くなることは、きっと同じなのだ。そこに生命の運動がある限り。人間である限り。」
ああー、ますます忘我の境地のムツゴロウさんが見たくなりました。また「ゆかいな~」を再放送してくれないかなぁー。TV関係者の方、よろしくお願いします。
それで…、何の話でしたっけ??

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