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2011年9月

2011年9月27日 (火)

自分を気持ちいい所にもっていく

2日前の25日(日)は、甥を連れて外出。
前々から思っていたことを実行しに。

別にたいしたことではなく、
本と折りたたみのイスを持って、
気持ちのいい所で1日すごしたいなと思っていただけ。

っということで、僕の好きな天草へ。
途中、宇土マリーナ(設計:吉松秀樹+アーキプロ)で昼食を買って
気持ち良さそうな所を探しながらドライブ。

芝生に木陰が落ちる所を見つけたら車をとめて、

昼食、そしておもいおもい本を読んだり昼寝したり海で遊んだり・・・。
それだけです。

時間はとっても贅沢なもの。
ならば、とびっきり贅沢な使い方をしたい。
そんな思いから行き着いたのがコレ。



夕方は浜辺の方にイスを持っていって・・・
いいでしょ、贅沢でしょ。

あなたの贅沢なすごしかたのかたちは?

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2011年9月13日 (火)

鳥栖~長州港 ぶらり旅(2/2)

鳥栖~長州港 ぶらり旅(1/2) からのつづき

帰りも、海の景色を満喫しながら堤防沿いの道を通る・・・



砂浜で貝殻と石をいくつか拾う。
旅の記憶を携えて帰るにはこれが一番いい。
これらを部屋のどこかに置いておくと、ふとした時、
旅の記憶をよみがえらせる魔法の石となり、
日常生活にちょっとした潤いを与えてくれるのだ。
皆さんもぜひ一度お試しあれ。

潮干狩りの人たちが、耕運機のようなものに引っ張られた荷台に乗って帰ってきていた。
遠くで聞こえるエンジン音がここちいい。

どこまでも続く干潟の道。
確かに歩いて行くにはだいぶかかりそうだ。

荒尾競馬場を過ぎた辺りだったろうか、何か甘いものが食べたくなってきた。
体力を使うので、帰りは糖分が無性にほしくなる。
っということで、コンビニによって・・・

抹茶あずきモナカを食べる。
冷たくておいしい!
全身まっかっかに日焼けした体には、まさに至福の時。
体中に糖分が染み渡っていくのが感じられる。

208号線をひたすら北上する。
夕闇が徐々に迫ってきている。
ペダルをこぐペースも心持ちはやくなる。

みやま市立図書館が見えてきた。

往きに通ったときには、開館時間前だったのでまだ閉まっていた。
トイレで汗まみれになって気持ち悪いTシャツを着替えるために少し立ち寄る。

冷房が効いた室内に体が生き返る。

この図書館は香山壽夫氏の設計。
去年の5月に一度スケッチに来ている。
とても気持ちのいい空間だ。

星形の光庭が埋め込まれるように配置され、
外で本を読んでいるような気持ちよさがある。

太陽の角度をもとに、ルーバーの角度が計算されている。
室内の気持ちの良さは、綿密に計算された細部に裏打ちされている。

正面の庭は芝に覆われ、建物側を底として国道側に勾配なりに高くなっている。
これで、室内側から椅子に座って庭を眺めたとき、
身を沈めた時のような落ち着きがおとずれるのが容易にわかる。
内部に身をおいた時の感じをもとにして設計がなされているのですね。

すっきりした軒先。

正面列柱のディテール。
樋も兼ねている。

図書館をざっと見学して先を急ぐ。
Tシャツも新しいものに着替えて気分もさわやか。

自転車のライトを点灯したら、208号線をさらに北上・・・
といきたいとこだが、再び小腹がすいた。
ちょっと行ったところのコンビニで・・・

チョコバナナクレープを購入。
これは甘くておいしい!
あっという間に完食。
やっぱりバナナとチョコは合うなぁ~。

久留米市街に入る。
聖マリア病院横を通過。
新棟だろうか、大きな現場が動いている。
標識を見ると岡田新一氏が設計しているようだ。
どのようになるか楽しみだ。

久留米の一番街及び西鉄久留米駅周辺を少し散策。
久しぶりの久留米。
しかし、高校生の頃とはさまがわりしたなぁ、シャッター街になってしまっている。
映画をよく観に来たものだけにさびしいな。
相変わらず居酒屋さんはにぎわっているみたい。

7時半に帰宅。
おしりと太ももが痛い。

走行距離は約130キロといったところか。
心身ともにいい運動になった。
次は、もう一度、干潮のときの天草の夕景がみたい・・・
などと、お次のスケッチのことを考えているゆでだこのように日焼けした私であった・・・

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2011年9月12日 (月)

鳥栖~長州港 ぶらり旅(1/2)

昨日は快晴の中、例によってクロスバイクでぶらりさんぽ。
スケッチブック、カメラ、Tシャツの着替えをバックパックにつめたら、さあ出発だ!

朝7時に家を出て、三号線を南へ向かう。
久留米市街を抜けて進んでいくと・・・

まず、お目見えするのは成田の観音さんです。
幼い頃、祖父に連れられてよく来たものです。
いい思い出です・・・、夜は、ライトアップされていてちょっと不気味ですがね。

余談ですが、夜のライトアップはよく考えて照明計画しないと、異質なものに見えたり
顔の下から懐中電灯をあてたような、おどろおどろしいものになってしまうのでご注意を!
ムードを出そうと思われているのでしょうが、どうみても怪奇スポットにしか見えないような所、多々・・・。
みなさんの周りにも心当たりのものがあるはず。
エネルギーは有効に使いましょう!

八女まで南下したら、こんどは矢部川に沿って西へ・・・



本当に天気がよくて風景がきれい!!
矢部川沿いには、バーベキューができるような広場がいくつかあり、
天気の良い週末には、にぎやかな声とおいしそうなにおいが辺りに漂います。

川に沿ってそのまま西に向かい、南下する208号線にのる。
みやま市の羨ましいような図書館が右手側に見える・・・

香山壽夫氏の設計、みやま市立図書館
一度、スケッチしに来たことがあるが、抑えのきいたデザインの外観で、
内部は開放感があって気持ちよかったのを覚えている。
10時からということでまだ開館しておらず。
帰りに寄ればいいかということで、写真を1枚だけパシリッ☆

208号線をさらに南下、大牟田に入る。
大牟田の街をひととおり散策する。
大型ショッピングモールが建ち、商店街はシャッター街、見慣れた駅前の雑多な感じ、
日本全国おきまりの定番。
個性は活かさなければ意味がない。

諏訪公園でイベントがやっていたので、ぶらり立ち寄る。

赤い羽根のイベントのようだ。
にぎやかな琉球三味線の音と太鼓にあわせて踊る琉球舞踊や
ダンスパフォーマンスなどが行なわれている。

池や遊歩道が整備されたとてもきれいな公園だ。
緑が多く、歩くだけでも気持ちがいい。

公園をひとまわりして、展望台に登り360度ぐるりと見渡す。
有明海沿岸道路の未開通部分の工事現場が見え、美しい橋が目に入る。
さっそく、近くまで行ってみる・・・



こじんまりした橋。
余計なことをしていないのですっきりとしており、青い空が映えて美しい。
土木デザインのダイナミックなところが素直に出ていて見ていて気持ちがいい。

荒尾方面にさらに南下する。

旧三井港倶楽部。設計:清水満之助。
三池港の外国船員用宿泊施設で、後に迎賓館として使用されたハーフティンバー様式の建物。
現在はレストランとして使用されているようだった。
特製カレーの幟が、外周をとりまく柵に固定され風にゆれていた。
昼時でお腹もすいていたが、一人こぎれいなレストランで
1500円のカレーを食べる気にはとてもなれなかった。
そとまわりをぐるりとみて先を急ぐことに。

力強い煙突!

三池火力発電所の煙突に目を奪われる。
ちまちまとしてなくてドーンと建っている。

塔状のものをジッと見上げていると心あらわれるような気持ちになるのはなぜだ。
崇高ささえ感じてくるではないか。
精神がだまされている。
間違えてはいけない、ただの発電所の煙突なのだ。

しかし、火力発電所の煙突にちまちまするような所など初めからないのだが、
こうしてまじまじと見ると、建築というものがいかにも女々しく見えてしまう。

堤防に沿ってさらに南へ・・・

雲仙がきれいに見える。
汗をかいた体に海風が気持ちいい。

家族で潮干狩りだろうか。
子供達のうれしそうなはしゃぎ声が遠くできこえる。
見てるだけで幸せになってしまうような光景です。

時計を見ると1時前になっている。
そろそろ昼食をとらないと、炎天下でぶっ倒れてしまっては困る。
堤防から離れ食堂を探す。

長州中学校の横の『いしばし』で昼食タイム。
50~60代ぐらいだろうか、夫婦2人で切り盛りしているようだ。
TVではNHKのど自慢がやっている。
感じのいいおばちゃんが、注文したラーメンセット(ラーメン+チャーハン)を運んできた。
600円なり。
ラーメンもチャーハンもおいしかった。
ラーメンはスープもすべて飲み干しすべて完食。

体力も気力も回復して、1時35分に長州港に到着。



石田敏明氏の設計、有明フェリー長州港ターミナル
以前、スケッチに来たときは、ここからフェリーに乗った。
ちょうど1年前だったかな。

雲仙を眺めながらひとやすみ。
雄大な景色を見ていると時が止まって感じられる。
体の疲れもどこへやら、海風に吹かれてスケッチを一枚。

結局、往きは鳥栖から長州まで八女経由で約70キロ走ってきた。

長州港で3時頃までぶらぶらしたり、雲仙の雄大な景色をボーっと眺めたりしたら、
いざ、帰途に着くことに。
往きはよいよい、帰りは・・・ではないが、気合い入れ直して鳥栖まで帰らねば。

伊達に建築やってません。
辛いことを楽しんで、ポジベクトルに変えることならおてのもの、そんなことなら朝飯前!
プロセスを楽しむのが旅なのである。

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2011年9月 5日 (月)

福岡 ぶらり散歩

昨日は、福岡の街をぶらりと散歩。
頭をリラックスさせてフロー状態で散歩すると、
私はどこに立ち寄ってどこを見ているのだろうか。

朝9時頃の電車で鳥栖から博多へ。
電車の中では読書
なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか:ダウエ・ドラーイスマ著)。

移動中は寝るな、しゃべるな、本読むな!
とは建築家:宮脇檀氏の言だが、
高速回遊魚と言われていた氏ならではの発言だ。
移動中でも注意して窓の景色を見て気づきをさがせ!
ということだと理解しているが、
学生時代から嫌というほど繰り返し見ている車窓の景色、
読書欲の方に少々ぶがあるようだ。

30分もすると博多着。
最近、新駅舎に改装された博多駅は、
すでに一通りチェック済みなのでここはスルーして、
まずは筑紫口の方に・・・

博多 都ホテルです。
日建設計の林昌二氏の設計。

決して目立つようなかたちの建築ではないが、
エントランスのヴォールト庇が浮いて見えるようにしてあったり、
見るべきところ多し。
そして何より、その凛としたたたずまいが美しい。

えっ、何を言ってるのかわからないですって!
そういう方は、30分ほど立ち止まって、
ジーッと全体を眺めてみてください。
きっと、私の言わんとする凛とした美が、
なんとなくわかってくるはず
(ただし、周りの人達から不思議な目で見られますので悪しからず)。

こちらは・・・

サイドを見上げたところ。
斜めの壁のラインが利いてますね。

博多口に移って、まず目に飛び込んでくるのは・・・

西日本シティ銀行(前・福岡シティ銀行、前々・福岡相互銀行)本店。
磯崎新氏の設計。

氏の建築(言論活動も含む)に対して、
いろいろ言われる方々もいらっしゃるが、
この建築に関して言えば、
全体のバランスがとても良くて私は好きですが、いかがでしょうか。

ベージュの縞の入った部分が増築部で、
メタボリズムの建築としてよく採り上げられます。

博多駅前通りを天神方面へ。

並木が気持ちいい通り。
緑の力ですね、
これがなかったら地下鉄乗って天神へですが、
ちょっと歩いていくかという気分にさせてくれるのだから。

お次は・・・

現在建設中の第二キャナル。
THE都会の商業施設といったところ、特にコメントなしだが、
ハコをつくる必要があったかなぁと疑問。
全部、広場上にして、
昼は青空市場的なお店が軒をつらね、
夜は屋台の赤ちょうちんが所狭しとひしめきあう、
博多の屋台文化の延長線上で、
仮設的な商業施設が広がる感じの方が、
おもしろくなかったかなと思いますが・・・。

仮設屋台それぞれのデザインを、
工夫してみるだけでもいろいろできますよね、
フォールリングチェアのように折りたためて、
屋台のように動く建築とかもできるわけだし・・・。

新店舗をお考えの方、
大型商業施設をお考えの役員の方、いかがでしょうか?

キャナルシティ(設計:ジョン・ジャーディ)の中を通って那珂川の方に向かう。
ここは・・・

ナムジュン・パイク氏の、
TVがずらりと並べられた作品
(Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix)のある吹抜け空間。
ここでは、ナム・ジュンパイクの大作と、
元気いっぱいに走り回る子供たち、
日曜ぐらいゆっくり一人で過ごしたいと思っているに違いない
疲れた顔のお父さん達を見ることができます。

キャナルシティを出て、博多川沿いに歩いていくと・・・

ホテル イル・パラッツォが、
どうだと言わんばかりに胸を張ってます。
アルド・ロッシ氏の設計です。

内部がすごいと人伝に聞くのですが、
まだ入ったことがありません。
建築やってて見たことないじゃ話になりませんね、
恥ずかしいことです。

天神、大名の街を一通り見てまわり、
本屋・ショップなどをチェック。

警固の商店街をぬけて・・・

筑紫女学園の前に建つ五島へ。
柿沼守利氏の設計。

見てのとおりまっくろな外観に、
植栽が映える建築。
近づいて外壁をよく見てみると、
彫刻刀で彫り出したような模様がびっしりついている。
何度みてもいい建築です。

桜坂まで足をのばして・・・

ぐねぐねした道と高低差のある土地・町並みを堪能したら、
再び来た道を今度はルートを変えて引き返します。

昼はとっくに過ぎてお腹がすいていたので、
親富孝のココ壱で牛しゃぶカレーを食す。

黒川紀章氏(都知事選に立候補した人としてしか知らない方へ、
この方は建築界では大のつく先生です。
決して変なおじさんではありませんので・・・、
若尾文子さんの夫でもありますし)の設計、
福岡銀行本店をみて都市の庭を体験したら、
そのまま中洲方面に歩いてアクロス福岡へ。

アクロスは日本設計竹中工務店・プランタゴの設計。
時間のある方は、
建築そのものが緑化された棚状の庭を散策されたし。
屋上からは博多湾が望めて気持ちいいですよ。

天神中央公園の芝生で
犬と戯れる子供達を見ながら少し休憩したら・・・

西中洲の河庄へ。
吉村順三氏の設計。

約半世紀経過した今でも、
見てのとおり古さを感じさせないデザイン。
吉村流に言うなら、
全体のプロポーションがいいんだよ、となるかな。

ちょっと疑問なのは店舗の上にのっかった住居部分、
不思議な感じになっているような・・・。

河庄もイル・パラッツィオと同様、
内部空間を体験したことがない、
と言うか体験する身分ではございませんと言うのか・・・、
つまりは金額的に高くて入れませんと言うこと。
しかし、建築やってて見たことないは致命的。
ランチタイムならトライできるか。いえ、トライします。

ちょっと飛んで御供所町へ。
たくさんのお寺のある御供所町は、
古い町並みのおもかげがみられる。
なにより、時が流れているという感覚があじわえる場所。



昔の銭湯。
もうやってないのかな?哀愁が感じられます。
健康ランドにはないコミュニティの場。
内部も見てみたい。


雨に降られながら描いたスケッチ。
白水たばこ店、タバコ屋さんですね。
間口が狭く奥行きが長い敷地、
いわゆる鰻の寝床いっぱいに建てられた建物。

パッと見て、これでもかときりかえす屋根のかたちが
おもしろいくて思わずスケッチしてしまう。
いくらいい建築と言われているものでも
自分がおもしろいと感じていなければ、
やっぱりスケッチしようという気持ちが湧いてこない。
なんとなく好き、なんとなくおもしろいという感覚の中に、
人が持っているもっとも本質的な何かが隠されているように思う。
そこの所を大切にしてスケッチを続けていきたいと思う今日この頃。

あまり長々と書いたら
みなさんに読んでもらえないのではという思いから、
だいぶ端折って私のぶらり散歩のあらましを書いた次第ですが、
なになに、長すぎるですと!
これぐらいでへこたれていては、
あなたには建築やる資格なぞありませぬぞ。
えっ、それなら建築なぞ結構とな?
建築に対して少しでも興味が出れば、
あなた、高いお金だして美術館に毎週通わなくてもいいのですよ。
こうやって、外でぶらりするだけで一日楽しめてしまうのですから・・・。

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