« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月

2014年8月18日 (月)

天領 日田へ

どうも天気がハッキリしないなぁ~
車で走っていると突然雨が降ってきたり
その何分後かには晴れ間が差してきたりと変な天気。
今夏は、こんな天気が多いですね。
しかし日田市街に入ると
青空に太陽が顔を出し晴天☆

ちょっと暑いぐらいの陽気に。
豆田町周辺は、予想以上に(失礼!
にぎわっていて駐車場を探すのが大変でした。
以前2回ほど来ていますが
そのときは自転車だったので
こういう苦労はなかったんだけどなぁ。

観光客の皆さんは
両手いっぱいに袋を抱え
お土産屋さんを忙しそうにあっち行きこっち行き。

僕はというと情報収集のため
天領日田資料館へ。
受付の方に
今、内部を見学できる建物はあるかどうかをお聞きして
まずは市山亭懐古館へ。

かつて日田随一の料亭として多くの文人墨客が訪れた料亭。
ちょっと挙げるだけでも森鴎外に徳富蘇峰
加納治五郎に久米島武彦
などなど、そうそうたる方が訪れております。

当時使われていた貴重な器などが展示されていましたが
その他、ちょっと変わったものも展示してあり・・・。
入り口のところに、○○歳未満の方はご遠慮くださいと書かれている。
なんだろう?
入って納得。春画などの成人向きのものが飾られていたんですね~。
そんなものがあるとは露知らず
僕の後から入ってきたカップルの気まずい雰囲気がこっちまで伝わってきて・・・(苦笑
そりゃそうだ、見たこともないようなSEXの奥義の数々が生々しく描かれているのですから
(当然モザイクのようなケチ臭いものもありましぇ~ん)。
AVなんかより、よっぽどこちらの方がリアル!(笑
昔の男たちも、こういうものを見て楽しんでいたんですね~
(読んでくださっているお上品なご婦人方、たいへん失礼!

さて閑話休題。
次ぎは廣瀬資料館へ。

いつ見ても風情のある町並みですね。
儒学者であり詩人、そして教育者でもある廣瀬淡窓の生家です。
皆さんも淡窓の名前を一度は聞いたことがあるはず。
徹底的な人格者で宗教家に近いというか、宗教家そのものとも言うべき人物ですね。
額に止まった蚊を叩いてはいけないとか
お酒を飲んではいけないなど
自分の戒律のようなものを死ぬまで実践し続けたとか。
本人は自分で決めた戒律ですからいいでしょうが
身近にいた人たちは、さぞかし大変だったろうなぁと思ってしまう
自堕落な僕でした。

そして、最後に訪れたのが
その淡窓が主催していた
日本最大級の私塾、咸宜園。
常時塾生が200名ほどは居たそうで
その門下生たるや5000人というのですから驚きです。
あの維新十傑の大村益次郎も
竜馬の写真で有名な写真家:上野彦馬も在籍していたんですよ。
廣瀬資料館の方がぜひ行かれてくださいということだったので
10分弱ほど歩かなければなりませんでしたが行ってみました
(けが人の僕には少々辛かった・苦笑)

こちらは遠思楼と言って、淡窓が本を読んだりして沈思黙考したスペースだそうで
時には観月や詩会を催したり、門弟と国事を論じ合ったりしていたということ。
1階に書庫、2階に4畳半と3畳の和室があり
2メートル足らずの天井高が茶室のようなヒューマンスケールを醸し出し
とても居心地が良くて、足を投げ出ししばらくボーっとしてしまいました。
こういう離れがあると日常の中に適度なゆとりができて
豊かな気分になれますよね。
物を持つことで豊かさを得ようとしてきた今の時代を見直す
良いきっかけになるのではと思いました。

燦々と太陽が照りつける下
木陰でちゃちゃっとスケッチ。

先ほど紹介した遠思楼の隣に立つ秋風庵です。
茅葺平屋で屋根裏があります。

見ちゃいけないものまで見ちゃえと
もちろん細部までチェック
(入っちゃいけないところまで行くので時々怒られますが・・・笑)。

そして締めはもちろん日田温泉♪
何だかここのところ毎週温泉にはいっているような・・・
まぁ、足の治療の一環ということにしときましよう(笑

九州一の高さを誇る総ヒノキ造りの屋上展望風呂が有名な「みくまホテル」へ
お風呂に入りながらスナップしようかと思ったが
それはさすがにマナー違反ですね。
っと言うことで外観のスナップを(中央の高い建物ですね)。
足元の三隈川(筑後川)に360度の山々が眺められる絶景。
文句なしに気持ち良い~!
っと言いたいところなんですが
遮光のためか若干スモークがかけられた窓に
(グレーチングの庇を付けたらどうだろうか)
露天風呂を囲っている朱塗りの化粧手摺
(せっかくのヒノキ風呂、僕だったら白木とまでは言わないが
もう少しナチュラルに使うけどなぁ・・・)
その奥に見え隠れするスチール製の転落防止フェンス
(用と美、そこのところをどう解決するかが設計のおもしろいところだと思うのだが)
などが目についてしまって・・・。
僕だったらこうするけど・・・っとゴニャゴニャと頭の中でこねくり回し
愚痴こぼしながらも温泉を満喫しましたとさ(苦笑

| | | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年8月11日 (月)

あのロバート・キャパ

昨日は九州芸文館へ。
目的は『101年目のロバート・キャパ -戦場に生き、恋に生きた写真家-』
であります。
先日、ブログでも書いた九州国博へ行った際
パンフレットが目にとまり
「おっと、これは行かねば」と思ったわけです。
一ノ瀬泰造が沢田教一やキャパに憧れて戦場カメラマンを志した
あのキャパですね。
「ちょっとピンぼけ」の
あのキャパ。
人の死ぬ瞬間を初めておさめたと言われる「崩れ落ちる兵士」の
あのキャパ
(沢木耕太郎さんが「キャパの十字架」という本で
長く続く真贋論争に一つの結論を導き出していますが)。
アンリ・カルティエ=ブレッソンらと国際写真家集団「マグナム」を結成した
あのキャパ。
第二次世界大戦間際に女優・イングリッド・バーグマンと恋仲になった
あのキャパ。
数え上げると枚挙にいとまがない(もうこの辺でやめよう・笑)
まさにレジェンドという言葉がピッタリのあのキャパであります。

ノルマンディー上陸作戦の瞬間を写した「波の中の顔」や
浜辺でピカソがフランソワ・ジローにパラソルをかざす写真などなど
誰もが「あっ、これどこかで見たことある」の
あの写真の数々に心震えました。
あぁ~、来て良かった~♪

さて、お次は建物ですが
今回で2回目の訪問。
設計は世界で活躍
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの隈研吾さんです。
折り紙を三角に折りたたんで
広げたようなかたちの建物(服で言うとイッセイ・ミヤケの折り紙プリーツみたい)。
外壁のランダムに傾けられ波打っているような石や

内部空間の所々に設けられたスリットから差し込む光が

時の経過とともに変化し
いろいろな表情を見せておもしろいとは思うのですが・・・
軒裏に鉄骨の構造が無造作にドカンと出ているところなど
僕個人としては、ウーン・・・という感じのところもあって
(隈さんファンに怒られそうですが、まぁ個人の好みですね)。

一通り見てまわって、筑後船小屋駅の方からスケッチを描いた後は

船小屋温泉にゆっくり浸かって
帰路は杖を忘れて帰りましたとさ
(ケガに効くと言われている温泉には
こんな伝説がよく書かれていますよね。
僕は杖もついてませんし
もちろん、帰りも少し痛む足をかばいながら帰ったわけですが・笑)。

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年8月 7日 (木)

天井の高さ

僕たち人間は相対的な感覚を持っています。
簡単に言うと例えば
冬、お風呂に入る時
湯船に手をつけると
こんなのに入ったらやけどするぜ!
と思うぐらい熱く感じますよね。
そこで、水を足して入るわけですが
湯船に浸かり少しすると
今度は逆に、少し水を入れすぎたな
ぬるくなっちゃったな~
っとなるわけです。
これが相対的感覚の分かりやすい例で
自分の体が冷えていたから
お湯との温度差が大きくなり
余計に熱く感じるという理屈。
その感覚の特性を利用して
僕たち設計者は、限られたスペースが
なるべく広く感じられるように試行錯誤します。
人が長い時間滞留するような部屋
(リビングやダイニングなど)に
物理的なスケール以上に開放感が感じられるよう
例えば、廊下などの天井をあえて低くしたりします。
そうすることによって廊下から居室へ入った時
居室の天井をそれほど高くとらずとも
相対的にゆったりとした空間が感じられるわけです。
他にも床座の和室などは、当然座ったり寝転んだりして

続きを読む "天井の高さ"

| | | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年8月 5日 (火)

安らかな日曜日?

一昨日の日曜は、足を痛めているということもあり
前に買って机の脇に積んだままの
未読の本を片っぱしから手に取り読む。
久しぶりの安らかな日曜日の時間を過ごしましたとさ、おしまい・・・
っと書きたいところですが
そうは問屋が卸さない(笑

午前中、ブログを更新して
昼前から九州国立博物館で開催されている
「クリーブランド美術館展」へ。
大宰府まで車で片道30分もかからないぐらいですかね
近いですね~♪


けっこう久しぶりに来る九州国博。

広々とした大屋根の空間が気持ちいい~☆

設計は菊竹清訓+久米設計。
菊竹氏は僕の住んでいる鳥栖の隣町
久留米出身の方です
(久留米と言えばラーメン、アイドルだと松田聖子
歌手だとチェッカーズ、建築界では菊竹清訓
と言われるぐらい有名な人。
本当かな?チェッカーズまでは分かるけど
最後の方は・・・一般の人はポカーンかな?笑)。


だから久留米には初期の代表作と言ってもいい
久留米市民会館、徳雲寺納骨堂があります。

そして、いつものようにスケッチ(ボールペン+色鉛筆)。

駐車場からのアプローチで描いたので
人の目が多少気になり(美術館や博物館などでスケッチすると
何だかいかにもって感じで恥ずかしいんだなぁ。
誰もそんなこと気にしてないことは分かっているのだが
自意識過剰ですね・苦笑)
5分で早描き。

えっ?
ところで、足の方は大丈夫だったのかですって?
ハイ、この通り・・・

死んだじいさんが晩年使っていた
甲の部分がマジックテープで全開できるようになっている
介護用の靴を履いて行ってきましたよ
(サンダルで行こうとしたが
腫れてて足全体が入りませんでした)笑

まぁ、しかしアメリカに渡った日本美術の美しさを十分に堪能。
特に、雪村周継の龍虎図屏風には感動!!
これを観に行くためなら痛む足を運ぶ
否、引きずってゆく価値あり(笑

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年8月 3日 (日)

「三角」の話

住宅地を何気なく見ていると
うーん、あれでいいのだろうか?
という納まりの住宅が目につく。
切妻屋根の軒天のフラットにはられたケイカル板が
ケラバの方にまわり
破風板のところで三角になっているのだ。
建物に携わる仕事をされている方なら
「あぁ、アレね」
とすぐに了解いただけると思うが
軒先にドーンと「三角」ができて
何とも見苦しい納まり。
デザイン上、あえて「三角」にしているのなら
それは個人の好みですが
僕の見たところ
何も考えませんでしたという体での「三角」が
大半を占めている模様。
僕の身のまわりの何十年と設計業務
(それが設計と言えるかどうか疑問ですが)
をされてきた方の中にも
「めんどくさ~い、どうせクライアントには分からな~い」
と思っておられるのか
はたまた「三角」に見苦しさを感じないセンスの持ち主なのか
あの白々とした「三角」を堂々とつけている方がおられる。
今まで、どんな建物を見て勉強されてきたのだろうか・・・
あのカッコ悪さが分からないなんて
僕の感覚では、まったく信じられません。
おっと、この記事を読んでおられる方の中にも
三角の家の住人がおられるかもしれませんね。
たいへん失礼なことを言ってしまいました。
そういう方は断固として
「うちの家は違います!」
「うちの家はデザイン上あえて三角にしているのです!」
と自分に言い聞かせてください(重ね重ね失礼!・笑
それから、今から家を建てようと考えておられる方は
きちんと志を持って活動されている設計者を選択されるよう
十分に御注意を。
そうしないと、あなたの家にもあの「三角」がついてきますよ~
(あぁ~、くわばら、くわばら・笑

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 1日 (金)

骨折しました

今朝、階段でちょっとバランスを崩し
右足首をひねってしまった。
あちゃ~、捻挫しちゃった
と思っていたのですが・・・
さっき病院で見てもらったら骨折してるとのこと。
人生初の骨折。
けっこう簡単に折れるものですね~。
さ~て、骨折しちゃったものはしょうがない。
ぽちっとリセットボタン押しましょうかね
(ダービースタリオンならこれで万事OKなんだけどなぁ)笑

おまけに靴は履けずサンダルだし
あぁ~、めんどくさい、めんどくさい・・・
とブツブツ言いたくなるのです。

| | | コメント (20) | トラックバック (0)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »