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2014年10月 7日 (火)

土地を読む作業

4日の日曜は、昼から現在計画中の住宅の敷地へ。

周りに、のどかな風景が広がる美しいところです。
さっそく、野帳片手に既存建物の確認と簡単な実測。
それから、僕が最も大切にしていると言ってもいい
その土地の持っている特徴を読む作業をする。
土地の魅力を最大限に引き出すことが設計の基本なのだ。
だから、周辺の雰囲気に隣家の配置はもちろんのこと
お隣さんの間取りも考え、な~るほど、お隣の2階の南側窓がこの位置なら
こちらのこの辺りは見下ろされて丸見えだな・・・
お隣のこの空地は、接道に難があるから建物が建たない可能性が高いな・・・
いや待てよ、申請出さないで物置とか建てられる可能性もないではないよな・・・
風をこういう感じに抜いてゆくといいな・・・。
まぁ、こんな感じで敷地図にメモをとりながらあっちに行きこっちに行き
敷地中を歩き回りながら考えるのですね。

時には(っと言うかしょっちゅう)、お隣さんの家の方をジロジロ見ることになるので
傍から見るとちょっとした不審者?(笑
しょうがない、これが仕事なのです。
(こういう作業省いてしまって、机の上で敷地図確認しながら線を引いてしまう方々も
なかにはいらっしゃって、そういう方がつくられた住宅は
北の窓を開けたらお隣さんのトイレの真正面だったとか
前の道を通る人の視線が気になって一日中カーテンが引かれることになる
本末転倒の日当たり良好、南側掃きだし窓がつくられていたりと
トホホと思いたくなる住宅を生産していらっしゃる。
もう一つ言うと、そういう住宅には主婦が喜ぶカワイイ壁紙が
ウォークインクロゼットの壁に使われていたり
ドアの取っ手に女性心をくすぐる装飾が付いていたり
おまけに、ちょっと小洒落たパン屋さんというようなイメージの外観だったりするんですよ。
みなさん、こういう小手先のセールストークにだまされてはいけませんよ~・笑)

さて一通り調査を終えて、前回打ち合わせ時に確認することを忘れていた事を
奥さんに確認したら、ざっと敷地及びその周辺のパノラマ写真を撮って
今回の作業は終了。

↑こんな感じにメモを書き入れた敷地図と写真をラフにまとめて事務スペースの壁に。
イメージを膨らませたり土地の雰囲気を思い出したりする資料にします。
もちろん、その後も実際に何度も足を運ぶことにはなるんですがね。

↑夕方、クライアントさん家族は二人の娘さんにせがまれてお散歩に♪
この日は、台風の影響で耳納連山が隠れちゃってますが
黄金色に色づいた田園と雄大な自然の中を家族そろって歩く姿を眺めながら
いいものをつくらねばと一段と気持ちが引き締まりました。

帰りは、黄昏時の今村カトリック教会に久しぶりに立ち寄り
ちゃちゃっとスケッチ。

名工 鉄川与助の手によるロマネスク様式のレンガ造り。

惚れ惚れと見上げる双塔の教会。その佇まいの美しさ!
何度見に来ても新鮮な感動を覚えます。

いい建築は、この気持ちにさせてくれるんだよなぁ~
と、しみじみと噛みしめて夕闇迫る帰路につきましたとさ☆

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