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2015年6月 2日 (火)

図面のプロセス

ここのところ毎日PCとにらめっこしながら
図面を作成している。
図面と聞いて、一般の方は
どのようなイメージをもたれるだろうか。


大きな白い製図板の上にのせられ
たくさんの線が引かれている中に
何だか細かい数字が散らばっていて
これを見ながら(図面は見るとは言わず読むと言いますが)
大工さんたちが建物をつくっていく
そんなような印象だろうか。

今は、製図板に向って線を引いている方は少数
CADで作成していく設計者が多く
僕も現場で納まりを指示する施工図やパース以外は
ほぼCADで作成している。

CADなどと言うと
すぐにPCでちゃちゃっと
サクサク図面作成をしているイメージをお持ちの方も
多いと思うけれどこれがなかなか・・・。

図面は職人さんたちが
建物をつくるための説明書という意味の他に
設計者が線を引いてゆく過程の中で
考えを深めてゆく作業
自分のイメージするものになっているか確認しながら
よりベターな道はないかと探ってゆく意味合いも
図面には含まれている。

「ここの棚は、横の開口部の枠を伸ばしてきて一体で見せたほうが
スッキリするなぁ・・・」とか
「いや、待てよ・・・そうすると棚の見付けが大きくなりすぎるからテーパーつけて云々・・・」
などと行きつ戻りつ、時々パースなどを描きながらイメージをつくっては
再度考え直してみる作業を設計者はしている。

だから逆に言うと
図面をあまり書かない設計者は
細かいところは現場任せで
考えないでスルーしちゃってるということ。
(皆さん、設計者を選ぶときは
その方の書かれた過去の図面を見せてもらってくださいね。
1/50程度のスケールの検討で終わっちゃっている設計屋さんは
ウ~ン、どうかなぁと思われたほうがいいでしょう)。

PDCAサイクルまわすように
修正、検討、修正、確認の作業。
そんでもって、当然のことながら
修正したなら、その他の図面にもフィードバックさせなくては
図面間で齟齬が生じてしまうので
その点も気をつけなければならないところ。

だから、図面を作成する過程は
マウスを動かしながらサクサク、ポチポチとテンポ良くというより
頭かかえながら
ああでもない、こうでもないとザクザク、ゴリゴリ・・・
眉間にシワ寄せながら
一歩進んじゃ二歩さがるような過程なのでありますよ、ハイ・・・
(まぁ、ある意味これが設計の醍醐味で
この一筋縄ではいかないところが面白いのだけれど・笑)

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