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2015年11月

2015年11月24日 (火)

当たり前の仕事を丁寧に

根切り、砕石転圧の次は、捨てコンクリート打ちです。

捨てコンクリートとは何ぞやと言うと、
これからつくる基礎位置を30~50ミリの厚さのコンクリートに
墨出するために使用するコンクリート。
現場では捨てコン、捨てコンって、みんな呼んでいます。

捨てコンなしでもいいですか?
っと言われる基礎屋さんが、たまにいらっしゃいますが、
捨てコンなしでは、高い精度で基礎をつくることが難しいため、
今から家を建てようと考えられている方は、細かいことですが、
そのこと頭の片隅にでも置いておいてくださいな。

さて、それから防湿シートを敷く作業。

僕の好みとしては、捨てコン前にシート敷いて、
そのシートを押さえ込むようなかたちで捨てコンを打ちたいところですが、
この辺りは、各々の業者さんによって順番が入れかわったりしますね
(捨てコン打ってからシート敷くと、シートが風であおられめくれることと、
めくれたはずみで、破れたりする原因になるので・・・)。

さて、ここでの確認事項としては、
・シートの厚みは、良いか。だいたい、0.15か0.2ミリですね。
・重ね代は、150ミリ以上取られているか。欲を言うなら、重ねた上にテープで止めたい
(重ねるだけだと、コンクリート打つ時にめくれることがあるので)。

そして捨てコンに墨出したら、基礎配筋の流れに。

最近はベタ基礎が主流で、布基礎を見るのは稀ですね~
(木造住宅の場合、地盤がしっかりしていれば、もちろん布基礎でもオッケーですよ)。
配筋チェックは・・・監理者にお任せしましょう!
(クライアントさんは、時々現場に顔出して、見てますよアピールで十分ですw)

チェックポイントをざっと上げるだけでも、
・鉄筋のサイズ、その間隔、かぶり
・なまし鉄線でしっかり固定されているか
・鉄筋の継手及び定着長さはとれているか
・スリーブ部分などの開口補強筋とそのかぶりは?
・スペーサーの有無とその間隔は良いか
・コーナー補強筋は?
などなど・・・。
ねっ、よく分からないでしょ?
だから、この辺りは信頼できる監理者にお任せしましょう。

配筋終えたら、瑕疵担保の検査です。
当たり前に施工されていたら、ここは問題なくオッケーでしょう。

検査通過したら、基礎底盤のコンクリート打ち。
っということで、今日はお昼から現場へ行ってまいりました。

打設前の確認、
・ホールダウン金物の位置にズレはないか最終確認
・防湿シートがめくれていないか、破れはないか
・コンクリート打設レベルの位置は良いか
・型枠設置状況は良いか

そしてそして、打設状況の確認、
・バイブレータの使用方法は適切か
・均し、タンピング作業の確認
・スリーブにズレはないか
・底盤の厚さは図面通りか

確認事項ばかりで、なかなか・・・。
でも、これやって当たり前の仕事。
当たり前の仕事を、一つ一つ丁寧にですね~☆

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2015年11月17日 (火)

現場進捗状況②

前回の続きから・・・
根切り工事の最中、現場代理人さん(俗に言う現場監督さん)から連絡が入る。
地盤補強のために打った小口径鋼管の杭頭の高さが
指示したレベルよりも20ミリほど高いとのこと。

ウ~ン・・・、あれだけ地盤補強工事が始まるときに
杭頭レベルには注意を促していたのに・・・と考え込まざるを得ない。
しかし、現場でそうなっているものを、そうなった後に
あれだけ言ったのにとか、あのままジッとすべての鋼管が打ち込まれるまで
見とくべきだったなどと後悔しても、もう遅いのです、ハイ。

さて、どうする?っという、
どう上手く対処するかを問われているのだから。

頭には、このように対処するかなという案を持ちつつ
まずは現場で、自分の目で確認。

どのような作業でも、図面通りに行くことはまずない。
なぜなら、必ず施工誤差と言われるものが現場ではつきものだからです。
小口径鋼管工法の場合、杭頭レベルの誤差は、だいたい0ミリから-30ミリ。
それがプラスで出ている、つまりは高止まり状態なのですから、
せっかく地盤を補強するはずの鋼管が基礎に食い込むようなかたちになって、
基礎がその分だけ断面欠損のようなかたちになっているということ。
これは施工誤差とは呼べない。
これでは、せっかく基礎下を補強するはずの工事が本末転倒になってしまう。

地盤屋さんに現場に足を運んでもらい、実際に見てもらったがやはり高い。
こういう場合、施工した業者にグチグチ言われる方も多い
(特に、昔からやってる土建屋さんの社長さんなどは、いかにも高圧的な態度で
ミスを責めるポーズをとって、どうにかしろと解決を求める方も・・・)。
しかし、結果的にそうなっているものを、どうこういったところで
いかなる生産的な解決にもならない。
現場に嫌な空気がただようだけである。

っということで、あまり簡単に触りたくはないところだが、
設計GLを20ミリほど上げることに
(な~んだ、そんな簡単なことなら早くそうすれば良いのにと
思われるかもしれないが、
すべてのレベルの基準となるところなのでよくよく確認して、
よし、大丈夫だといったところで決断したい部分なのですよ)。

さて、根切りの次は、「地業」と呼ばれる作業に入ります。
建物の基礎下の地盤を固める作業ですね。
昔は、美輪さんが歌うように
「父ちゃんのためなら、エンヤ~コ~ラ!」
とヨイトマケの唄でおなじみ、ドシーン、ドシーン!!と
地を固めていたわけですが、今は砕石を敷いて
ランマーという機械を使って転圧を3回以上繰り返します。

っと、現場は今、このあたりの段階まで来ているわけですが、
これからの作業のポイントを備忘録風に記すと・・・

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現場進捗状況

お久しぶりですw
FBの方ばかりに気を取られ、
ブログの方がおざなりに・・・、失礼!

さて、『鵜木の家』の現場は、
ただいま基礎工事中。

前回までは解体工事の最中だったので、
あれから解体工事が終わって、
地盤補強工事に入る前に、
工務店さんとともに建物の位置を出す
「地縄張り」に。

玄関周りに間崩れ
(簡単に言うと、だいたい壁の中央に引かれる通芯と呼ばれるものが、
木造だと91センチや95センチほどの間隔で、
建物のかたちの基準になるんです。
その間隔がくずれることを間崩れと言います)
がいくらかあるので、その辺りを地盤補強工事の際に間違えないようにと。
もちろん、地盤補強工事が必要ない現場もこの作業は必要です。
(図面上の建物の配置では大丈夫だったはずが、
いざ現場に縄張ってみると、アレレ?入らないという事だってありますからね)


そして、地盤屋さんがこのように、基準となる通芯を目安に杭の位置を
出していきます(正確に言うと、小口径鋼管工法になりますので、杭ではありませんが)。

ちょっとここで、これから家を建てようと考えている建主さんに、
地盤工事の現場を見るときのアドバイスを・・・

まずは、工事に入る前の段階ですが、
・きちんとした設計監理者に入ってもらって、地盤調査の結果を見てもらうこと。
これは大前提です
(地盤屋さんの中には、地盤補強が必要ない現場でも
何やかんやとわけの分からぬ理屈くっつけて、
どうにかお金儲けにつなげようと考えている輩もいますからね~、ご注意を!)

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