『量のない質はない』
さてさて、しばらくぶりのブログ更新といきましょうか・・・
(毎回このセリフ言っている気がするが、まぁ気のせいでしょうw)
先日、やっとこさ予定しいていた図面が上がりまして、
工務店さんにお渡しできました
(ホントは上棟前に渡す予定でしたが、
あぁでもないこうでもないとやっていたら・・・)。
(毎回このセリフ言っている気がするが、まぁ気のせいでしょうw)
先日、やっとこさ予定しいていた図面が上がりまして、
工務店さんにお渡しできました
(ホントは上棟前に渡す予定でしたが、
あぁでもないこうでもないとやっていたら・・・)。

全三冊で、実施設計図1冊に現場詳細図2冊。
その内訳は・・・
実施設計が、概要書から始まって金物指示図まで
計44枚(すべてA3)。
詳細の方は、Ⅰが屋根詳細から枠廻り詳細まで。
Ⅱが、建具詳細から手摺など、その他詳細まで。
Ⅰ、Ⅱ合わせて計109枚(こちらもすべてA3)。

総計153枚なり
(っと言いたいところですが、今も、ちょっと忘れてたところがあって書いているところでして。
もう、綴じるつもりはありませんが・・・。
本にするって簡単な観音製本でも、意外に時間がかかるんですよね~。
印刷屋さんに頼みたくなる気持ちが分かりますw)。
修行時代、全枠廻りに家具詳細、階段詳細などなど、
せっせせっせと描いては現場に届けていた僕に、
工務店の社長さんが
「川崎さん、お宅のボスが言ってましたよ。
川崎が、えらい細かい所まで書きよるけん」
っと、真面目な目を苦笑いでごまかしながら一言
(九州弁で言うと、こがん細かか所まで描かんでよか!
もぉ~、せからしかぁ~っという気持ちだったのでしょうw)
僕としては、でもそれでも、これが設計の仕事でしょっと言った感じ。
設計は図面描いてなんぼ。
僕から言わせてもらえば、図面を描かない(もしくは描けない?)
設計屋なんて設計とは呼べない。
写真家:森山大道の言葉を借りるなら
『量のない質はない』
(森山とは誰ぞっと言う方はこちらを→Near Equal Moriyama Daido)。

言うなれば、設計というプロセスは、
模型を作っちゃ壊し作っちゃ壊し、
図面を描いちゃ消し描いちゃ消しして行ったり来たりする中で
「これこれ~!」
という自分なりの答えを探し出して行く作業。
そういう意味で言うと、ディテール図面がないということは、
そこの納まりの予習が十分にできていないという証拠なのですぞ
(またまた熱く語りますね~w)。
さて、もうすでに家を建てられた経験がある方。
設計もしくは工務店さんから渡された図面類を、
押入れの奥から出してみてくださいな。
・・・、どれぐらいの図面があります?
指でつまんで持ち上がるぐらい?
それとも両手を使わないといけません?
それ、その量そのものが、あなたの家にかけられた設計屋の
熱量そのものなのですぞ
(まぁまぁ・・・少なかった、親指と人差し指の間が寂しかったと、
そんなに嘆きなさんな。
時すでに遅し、もう事は過ぎてしまったのです。
この話は聞かなかったことにして、
あと何十年かのローンを、
淡々と返して行こうではありませんか)このイ・ジ・ワ・ル オヤジ!!w
| 固定リンク | 0
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 紺屋の白袴(2022.01.21)
- 【メディア掲載】小学館 DIME(ダイム) 8月号(2021.07.13)
- いま読んでいる本(2021.02.01)
- スクラップブック(2021.01.22)
- 小屋のメンテ 柿渋を塗る(2021.01.17)
コメント