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2017年5月

2017年5月31日 (水)

テーブルの次はイス

前々回、テーブルをつくったことを書きましたが、
机を新しくしたらおのずとイスも
っという気持ちになりますよね。

そこでイスもつくりましたよ↓
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というのはウソで
イスは糸島の輸入古家具屋さんで買ってきました。
机をつくっている時から
この机にはこのイスだなと頭に浮かんでいたもの。

デンマークのデザイナー:ボーエ・モーエンセンのJ-39。
ちょっと興味のある方なら知ってるよ、
見たことあるよの有名なイスです。
1947年、モーエンセン33歳の頃の作。
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一説ではこのイスに刺激を受け、
ウェグナーのCH-24/Yチェアが生まれたとかどうだとか。
いずれにしろ何の変哲もない普通のかたちですが、
いまでもデンマークで最も愛されているイスのひとつ。
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後ろ姿も凛としていてさまになってるでしょ
(建築家:奥村昭雄さんが、イスは後ろ姿が大事と
本で書かれていました。
確かに日常生活の中で目に入るイスは、
後ろ姿の時がほとんどですからね)。

そしてスケッチして測る。
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自分のものなので心おきなくじっくり観察できます。
外で採寸していたりすると、
な~にやってるんだ、この人
ってな目で見られるんですよ。
まぁ、もう慣れっちゃってますけど。

テーブルと合わせてみる。
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イメージ通りピッタリだ。
細かいこと言うと、
テーブルの高さ70cmに対して
イスのSHは42~43cmが僕の中ではベストだが。
じゃあその分、脚を切っちゃえばとなると
それはちょっと…。
そこは、やはりオリジナルのプロポーションを
崩したくないという気持ちが勝つ。
もうすでに、純粋に人が座るための道具として
見れなくなっている証拠ですね~。

イームズのプラスチックチェアも合わせてみる。
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これはこれでアリですね。

なんか、これからイスが増えそうな予感。
気をつけねば…

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2017年5月29日 (月)

北九州へ

北九州に行ってきました。
目的は建築家の中村好文さんの講演会です。
この企画は、たまたまネットで見つけたんですが、
僕の好きな建築家の一人で、
しかも生で見たことも話を聴いたこともない中村さん。
これはぜひ行かねばということで申し込みしました。
場所は北九州イノベーションギャラリー。
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主に家具の話だったのですが、
youtube等で視聴していたとおりの話し上手、
笑いの絶えない1h30でした。
メモ帳をめくってみると…

・高倉健の映画が好きでよく観ていたけど、
このあたりの出身でしたよね。
亡くなる前の1年半前ぐらいだったか、
高倉健が「観ている人の心に届くようなものをつくりたい」と言っていて、
こんなすごい人がまだこんなことを言うのかと感動した。
自分もこういう思いを持ち続けていたい

・大学2年の頃だったと思うけど、
自分は住宅と家具の両方を設計していきたいなと考えた

・自分は子供椅子に惹かれるんです

・その時にカッコイイだけのものではなく、
愛着が湧いて捨てられないようなもの、
直して使い続けられるようなものがいいものだと思う

・デザインはやりすぎると逆にダメになる

・アイデアやヒントは旅先や身の回りの生活の中にみつかる。
スケッチして自分の引出しにしまっておく

・展示品の収納家具にはちゃんと中身を入れる。
こういうところが意外に大事だと思うんです

等々…

それから僕の個人的な印象ですが、
中村さんって僕が今まで思っていたよりも、
デザイナーの要素が多い方なんだなということ。
一見どこにでもありそうな建物をつくる方で、
しかも内側から設計していく人だと思っていたので、
これは意外でした。
(もちろん、建築家とデザイナーとが、
すっきりと分けられるようなものではないし、
そんな分類分けをして何になるものでもないのですが)。

帰りには購入した本に。
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サインしてもらっている時に
「中村さんは建築つくるときの頭と、
家具つくるときの頭はいっしょですか?」と質問。
「そうだねぇ、そんな変わんない感じだね」と中村さん。
なぜこの質問をしたかというと、
奥村昭雄著『樹から生まれる家具』
を読んだばかりだったからなんです。
奥村さんが、家具は建築とかなり違う要素があるので、
建築を考えていて疲れた時に家具を考えると、
散歩に行くように頭が楽になると書かれていたので、
中村さんはどうなのかなっと。

さて、まだ時間も早いので少し探索。
まずはギャラリーの真ん前にある八幡製鉄所高炉跡。
ふっくらとしてどことなくユーモラスなかたちですよね。
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市営本町団地群。
それぞれに個性があり、
なかなかカッコイイですね~。
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久しぶりに村野藤吾の設計、
八幡市民会館にも行ってみるが…
また解体?
雑誌などで知ってはいたが、
その後、どのような話になったのだろう。
仮囲いがしてあり近づけず。
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こちらも村野藤吾、
福岡ひびき信用金庫。
なんかガンダム?のような外観でしょ。
(ダースベイダーの方が似てるかな?)
足回りの処理がまたいいんだなぁ。
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斫り仕上の柱をスリスリしてと
(建築見るときは、目ざわり手ざわり足ざわり)
探索終了で~す☆

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2017年5月25日 (木)

テーブルをつくる

仕事用の机としてずっと使っていたテーブルは、
幅が1.4m、奥行きが80cm、高さ57cmのちょっと低めのテーブル。
厚みのある無垢の天板がどっしりとしていて、
座面も低いことから座ると落ち着いた気分になれた。

現場監督として大阪のゼネコンに勤めていた頃に買ったものだ。
イメージに合う納得のいくものがなかなかなく、
足を棒にして大阪の街を歩き回った思い出がある。
そして、あるお店で岐阜の家具屋さんのものを見つけ、
それなりの値段がしたが思い切って買った。

大阪時代から気に入って使っていたこのテーブルだが、
机として使うにはちょっとした難点がある。
まぁ、それなりにながく使っていたので、
それは前々から思っていたことなんだけど、
座面が低いことから、
頻繁に立ったり座ったりする動作を要する作業には、
不向きだということ。

PC机は仕事机とはまた別にあるので
(PC作業は高さ1.1mの机で立って行う)、
ちょっとCADで寸法あたって、
次に机に座ってスケッチしたり模型つくったりして、
またPCで模型の型紙をおこす…
っと立ったり座ったり繰り返すような動作が続くと疲れるんです。

そこで、この机は居間のテーブルにすることにして、
新しく仕事用の机をさがすことにしたのですが…、いや待てよ。
イメージに合うものをさがして買うのは簡単だけど、
それじゃ何だかおもしろくないなと。
せっかく建築にたずさわる仕事してるんだから、
自分でつくって勉強したらどうだろうって思ったんですね。

大まかなイメージは頭にあるので、
細かい納まりはつくりながら考えていくことにして、
まずは材料を買いに。
身近な材料で作りたかったので、
どこのホームセンターにでも置いてある
ヒノキを使用しましょうかね。

っで作業プロセスといきたいところですが、
写真撮るの忘れてたので出来上がりを↓

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幅:1.5m、奥行:80cm、高さ:70cm

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天板:ヒノキ(九州産)、脚:ヒノキ
仕上:オイルフィニッシュ

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持ち運びに便利なように、
ボルトをはずせば簡単にばらせるようにしています。

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真鍮の化粧ボルトがなかなかいいでしょ。

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脚をホゾで組み、
その間に貫を通し挟み込むような形で構造を固めています。
脚を内側に寄せることでエンドに座っても足が干渉しません。
見た目も片持ちで飛んでるような軽い印象に。

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もちろん、角はRで丸める。

DIYレベルの道具でつくったので、
ホゾ加工するにも時間はかかるわ、
神経使うわでなかなか大変でした。
しかしまぁ、さがして買うだけよりいろいろ勉強になったし、
何よりおもしろかったなぁ~。
これだから、ものづくりはやめられないね☆

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2017年5月10日 (水)

建築、龍馬、カステ~ラ

先日、長崎に行ってきました。
佐世保はちょっと前に行きましたが
(っと言っても何ヶ月か前)、
長崎は久しぶりだなぁ。

鳥栖~長崎まで、
特急かもめで1h30で着、2枚切符往復¥6180なり。
往きも帰りも持参した「騎士団長殺し 第2部」読書。
電車はこういう時間ができるのがいいですね~。

さて着いたら、
長崎駅からほど近い日本二十六聖人殉教地記念館
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設計は今井兼次
ガウディを日本に紹介したことで知られています。
ガウディ好きの人は、
その名を本で見かけたことがある人がいるかな。
僕の住んでるところの近くだと、
佐賀の大隈重信記念館もこの方の設計ですね。

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写真を見ると分かるように
まさしくガウディの研究者って感じですね。
個人的には、これじゃちょっとコテコテ過ぎやしないかい?
っと思ってしまうんですけど…
皆さんはどんな印象を受けます?

それから親和銀行 大波止支店へ。
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設計は、以前も何度かその名が出ている白井晟一
1963年の作。
なんでも、白井氏が最も気に入っていたという話
(まぁ、設計者にとって建物は自分の子供のような存在。
どれが1番でどれが2番っていうふうに、
簡単に言えるようなものではないでしょうけど)。

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僕は九州に住んでて、
わりと近くなので何度か見に来ていますが、
毎回毎回、シーンとした静かな空間をそこに感じます。
街の中心部に位置してるので落ち着いたところではなく
騒がしい立地なのですが、
(前には路面電車も通っているし)
そこに静けさを感じてしまうってことは、
白井ワールドに引込まれているってことでしょうね。

例えるなら、病床の正岡子規
横を向いた有名な写真がありますよね。
あの達観した雰囲気、静けさが
僕の中では白井ワールドに通じています
(人は感情が入ると、すぐ人格化するクセがありますね)。
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この開口部がグッと奥まって
暗い感じも何とも言えず好きだな。
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2400㎜ほどの低い庇の下に
穴が穿たれたようなかっこうの出入り口。
このガラスブロックもカッコイイでしょ。
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外壁はジェットバーナー仕上より
もっと彫が深い感じ、小たたき仕上といった感じ。
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壁と床の取り合い。
この足元アールの処理がなかなか。
床にベタっといかないところがミソですね~。
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っで次は中島川沿いを歩いて行って公会堂
ありゃりゃの解体中…
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また老朽化で解体ですか。
金が稼げなくなったら姨捨山に捨てろってね。

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設計は、武基雄
1962年の作。

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役所で海外研修って今もやってるのかな?
一度、オランダ辺りのリノベーション建築を
見てこられると良かろう。

この外階段を浮かせて見せるつくりなんて
なんてカッコイイんだろうって思うんだけど。
あぁ、もったいない。
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気を取り直して…
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細くなが~い坂道をのぼって着いたのは
亀山社中跡。
以前訪れたときは夕方で
開館時間が既に過ぎていた。
龍馬 没後150年ということで再訪。
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さて、そろそろ帰ろうかなと帰り支度。
ではではお土産を。
っと言っても自分で食べるカステラね
そのカステラも普通に買っちゃ面白くない。
僕はいつも福砂屋 松が枝店。
なぜって内部を堂々と見れるから
(結局、建築に収斂)。
設計は
中村享一設計室、藤江和子アトリエ
(写真は撮り忘れ。
暗くなって明かりがルーバーからもれる感じが
これまたいいんですよ)。

途中、松が枝国際ターミナルに寄るのも
お決まりのパターン。
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設計はインターメディア+NKSアーキテクツ
豪華客船が停泊しているときは、
グ~ンと雰囲気が出ますよ。
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今回は閑散。
やはり人の動きがあって
働いている空間が好きだな、僕は。

あと、旧香港上海銀行も外せないね。
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この重みは出ないな、いま建てたんじゃ…と、
公会堂解体のことをゴニャゴニャ最後まで引きずっていましたとさ

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2017年5月 3日 (水)

見納め

久留米市民会館が解体されるのは、
H29年だったよな…
ってことは今年だ!

解体される前に見納めをしとかないと
っということで今日午前中、
カメラをもって行ってきました。
車で15分ほどなので近くです。

設計は久留米出身の菊竹清訓氏。
えっ、知らない?
ほら、皆さんご存知の江戸東京博物館、
九州国立博物館の設計者ですよ。
竣工が1969年(S44)なので、ざっと半世紀ですね。
菊竹氏41歳のころの作。

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僕が歩き回ってスナップしていると、
管理事務所の方が来られたので少し話を聞くことができました。
解体が決まって建築関係者が見納めによく来られると。
その人たちと話をしているうちに、
この建物の歴史と成り立ち、
設計者がどのような思いでつくったかが少しずつ見えてきて、
この懐かしい空間に愛着が湧いてくると…

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2017年5月 1日 (月)

レジ袋

スーパーのレジ袋。
買い物行って袋を再利用する時、
「レジ袋いりません」のカードを
カゴに入れるようになってますよね。
あれって逆に、
「レジ袋いります」のカードにした方が
いいと思いません?
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ふとそう思ったわけなんですけど、はい…
(その方式でやってる店もあるけど
圧倒的に少ない気がします)。

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