北九州へ
北九州に行ってきました。
目的は建築家の中村好文さんの講演会です。
この企画は、たまたまネットで見つけたんですが、
僕の好きな建築家の一人で、
しかも生で見たことも話を聴いたこともない中村さん。
これはぜひ行かねばということで申し込みしました。
場所は北九州イノベーションギャラリー。
主に家具の話だったのですが、
youtube等で視聴していたとおりの話し上手、
笑いの絶えない1h30でした。
メモ帳をめくってみると…
・高倉健の映画が好きでよく観ていたけど、
このあたりの出身でしたよね。
亡くなる前の1年半前ぐらいだったか、
高倉健が「観ている人の心に届くようなものをつくりたい」と言っていて、
こんなすごい人がまだこんなことを言うのかと感動した。
自分もこういう思いを持ち続けていたい
・大学2年の頃だったと思うけど、
自分は住宅と家具の両方を設計していきたいなと考えた
・自分は子供椅子に惹かれるんです
・その時にカッコイイだけのものではなく、
愛着が湧いて捨てられないようなもの、
直して使い続けられるようなものがいいものだと思う
・デザインはやりすぎると逆にダメになる
・アイデアやヒントは旅先や身の回りの生活の中にみつかる。
スケッチして自分の引出しにしまっておく
・展示品の収納家具にはちゃんと中身を入れる。
こういうところが意外に大事だと思うんです
等々…
それから僕の個人的な印象ですが、
中村さんって僕が今まで思っていたよりも、
デザイナーの要素が多い方なんだなということ。
一見どこにでもありそうな建物をつくる方で、
しかも内側から設計していく人だと思っていたので、
これは意外でした。
(もちろん、建築家とデザイナーとが、
すっきりと分けられるようなものではないし、
そんな分類分けをして何になるものでもないのですが)。
帰りには購入した本に。
サインしてもらっている時に
「中村さんは建築つくるときの頭と、
家具つくるときの頭はいっしょですか?」と質問。
「そうだねぇ、そんな変わんない感じだね」と中村さん。
なぜこの質問をしたかというと、
奥村昭雄著『樹から生まれる家具』
を読んだばかりだったからなんです。
奥村さんが、家具は建築とかなり違う要素があるので、
建築を考えていて疲れた時に家具を考えると、
散歩に行くように頭が楽になると書かれていたので、
中村さんはどうなのかなっと。
さて、まだ時間も早いので少し探索。
まずはギャラリーの真ん前にある八幡製鉄所高炉跡。
ふっくらとしてどことなくユーモラスなかたちですよね。
市営本町団地群。
それぞれに個性があり、
なかなかカッコイイですね~。
久しぶりに村野藤吾の設計、
八幡市民会館にも行ってみるが…
また解体?
雑誌などで知ってはいたが、
その後、どのような話になったのだろう。
仮囲いがしてあり近づけず。
こちらも村野藤吾、
福岡ひびき信用金庫。
なんかガンダム?のような外観でしょ。
(ダースベイダーの方が似てるかな?)
足回りの処理がまたいいんだなぁ。
斫り仕上の柱をスリスリしてと
(建築見るときは、目ざわり手ざわり足ざわり)
探索終了で~す☆
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