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2017年7月25日 (火)

車で8時間、京都・大阪へ③

さてさて、今回の旅行の目的は
これだったんです。
このために来たんです
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吉村順三設計事務所の設計、
御蔵山の家です。
ずっと一度体感してみたいと思っていた
個人的な思い入れの強い建築。
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2010年だから今から7年前ですか
(月日が経つのは早い!)、
吉村順三記念ギャラリーで催された
「御蔵山の家」展を観に東京にも行きました。
何十という間取りのスケッチが重ねられ、
中心にコアをもってきているプランなど
考え得るありとあらゆる可能性を求める姿勢に
圧倒されました。
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この小住宅にここまでやるかと
(同じころ、俵屋などの大きな建物も
しているんです。
規模の大小、予算の多寡で仕事の姿勢を
変えないんですね)。
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第1期~第3期にわたって
家族構成の変化とともに増築されてきた、
言ってみれば吉村流のメタボリズム建築。
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手前側に1966年の第1期、
その約5年後に向こう側の1階部分が第2期、
その2階部分が第3期
(第3期の設計は石井修氏。現場監理は
竹原義二氏が担当)。

当時、坪17万円ほどの
ローコストでつくられたとはいえ、
1つのボイラーで温水床暖と給湯をまかない、
しかも暖炉までついているという
練りに練られた住宅です。
なんでも4人の担当者が

2年以上の歳月をかけたと!

延床53.46㎡(第1期)という最小限のスペースを
無駄なく利用するため、
間仕切壁及び間仕切り戸(しかも枠なし)が
なんと24㎜の耐水ベニヤ1枚でつくられている。
行き止まりをつくらない回遊性、
ひとつ屋根の下の気持ちが感じられる
限りなくワンルームに近いプラン。
簡素で美しく、設備の工夫も含め全体が
合理的にまとめられています。
中村好文氏いわく
「あのローコスト住宅の
経済的なプロポーションのよさは
本当に見事でした」とのこと。

でもね…、
最後の最後に落とすようで
なんとも言い難いのですが、
この良さは写真には写らないですし、
外観も至って普通でしょ
(だからこそいいんですけど)。
だから建築畑の人間には
すんご~くウケがいいのですが…
妹が写真を一瞥して一言
「なんか公衆便所みたい」って…
(恐れ多くもなんっちゅ~ことヌカすかっ!

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