東京・埼玉へ①
先日、東京と埼玉に行ってきました。
スカイツリーにのぼって東京ソラマチで水族館を楽しんだ後、昼食。
それからお台場でフジテレビを見学して、
ライトアップされたレインボーブリッジの夜景を眺め、
夕食は「レストランカレス」でイタリアン。
2日目は朝からディズニーランドで隠れミッキー捜しつつ…
な~んてね、絵にかいたような観光をしてきたわけがないよね
もちろん、いつものように建築を見に行ってきたわけであります、はい。
今回は僕がぜひ見たいと思う建築の見学会が催されるということを知り、
すぐに飛行機とホテルを手配。
古い雑誌を取り寄せて事前に下調べも済ませ、
周辺の見たい建築もピックアウトして準備オッケー。
1泊2日で行ったわけだけど、
朝一のまだ人が少ない時を狙って見学したかったので、
東京に前日入り、2日目に見学会の開催地・埼玉へ向かうことにする。
っということで1日目は6時半ごろ家を出て、
福岡発羽田行きの飛行機で1.5hのフライト、
(予定通り、富士山が見える側の席
→JAL 富士山どっち?)
10時半に羽田にとうちゃこ。
さあ、もたもたしてると時間なくなるぞと、
京急空港線で蒲田まで行き、少し歩いて東急多摩川線に乗り換え、
多摩川駅まで。
そこから歩いて田園調布の住宅街へ。
さてさて見えてきましたね、
吉村順三設計事務所の設計、
田園調布の家です。
1971年の竣工なので、もう半世紀近くですね。
写真集で見ていた印象より小さくみえます。
それにしてもすっきりとモダンだなぁ~
キャンチで軽快に浮かせた食堂に原色でペイントされた玄関ドア。
また、内部がすこぶるカッコいいんですよ、まっ白で
(もちろん、見れないけど)。
原設計復活プロジェクトで理想的なメンテが施され受け継がれていますね。
いいものは時を経れば経るほど良くなるんです。
まさしく本物!なんです。
次はここからほど近いところに建つ住宅へ。
向かう途中に、なかなかプロポーションがいいお宅発見。
軒が低くおりてきてなじんでますよね。
玄関横の松がインパクトがあっていいです。
はい、見えてきましたよ。
宮脇檀建築研究室の設計、
Choiボックスです。
竣工は1984年なんでまだ築30年ちょっとですね。
もっともっと長く住み続けてもらいたいけど、
都市部は何かと維持するのが大変でしょうね。
僕はこのお宅のキッチン・ダイニングのつながり方が好きなんですよ、
絶妙な距離感でおさめてあって。
リビングのオンドル紙のハイサイドライトに照らされたやさしい表情、
その穏やかな光に包まれた感じがまたいいんだなあ
田園調布駅まで歩き、東急東横線で中目黒まで。
歩きながらコンビニのおにぎりとコーヒーで昼食。
次は集合住宅です。
吉村順三設計事務所の設計、
ヴィラージュ目黒です。
まわりには大使館が建っていてリッチな雰囲気たっぷり。
このスペイン瓦の色合いも、この異国情緒あふれる空間にぴったり。
1979年竣工なんで、僕と同じ歳ですね。
戸数は、わずか5戸(メゾネットで延床≒100㎡)。
こういうところって貸料いくらなんでしょうね
(ちょっと訊くのが怖いな)。
そこから3キロちょっと、根津美術館のあたりまで歩く。
アントニン・レーモンドの設計、
旧カニングハム邸です。
レーモンドは吉村順三さんのお師匠さんですね。
どこがいいの?とお思いでしょ
内部の雰囲気がいいんですよ~
(中は見れないから、ネット検索してみてくださいね)。
レーモンドがよく使う合板のモノマテリアルな感じと艶を帯びた挟み梁の感じがね、
独特なんですよ。
あの、ほの暗い光の感じも。
お世辞にも外観は写真映えする建築ではありませんけどね。
竣工は1954年。
実物見たらわかりますけど品があるんです、品が
次回に続く…
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