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2019年4月10日 (水)

門司港駅へ

先日、大正時代の創建時の姿によみがえった門司港駅を見に行ってきました。
もちろん、自転車でそのプロセスも楽しみながら。
鳥栖からだと、だいたい門司港駅まで片道100キロ。
往復で単純計算で200キロになりますから、日帰りで行こうとすると結構な急ぎ足になってしまいますが、何も競争しているわけではないので急ぐ必要もなく、疲れたら輪行、電車で帰ってこればいいのです。

ってな具合で出発。
さっそく、夜須の辺りで道を間違えてR200からR438に入ってしまいしばらく山登り。
放牧中の馬が目に入ったのでちょっと休憩していたのですが、立ち止まったついでにマップを確認するとありゃりゃ…引き返すはめに。
A
道を間違えたからこそきれいな馬を見ることができたのだから、まあいいか(っと思うことにする)。
B

飯塚、直方を通ってR3に入って八幡へ。
八幡と言えば村野藤吾の建築ですよね。
以前にも何度かスケッチしに来ました。
まずは、僕の中ではガンダムのイメージの福岡ひびき信用金庫本店。
竣工1971年の建築はまだまだ現役です。
使ってこそ建築です。
いろいろと大変でしょうが次世代へ受け継いで、そして使い続けてもらいたいです。
C

こちらは、今はなき1955年竣工の八幡図書館。
現存時、手すりをスリスリしに来たことが思い出されます。
E

そして保存、解体で揺れに揺れた1958年竣工の八幡市民会館。
2017年、一応保存というかたちにはなりましたが物置として残されているに過ぎず、隣に建てられた市民病院の駐車場と化し、生きているとはいいがたく死んでいるに近い印象を持たざるを得ない現状。
使われていない建築は寂しいものですね。
D

再びR3に戻って小倉を通過。
途中、目に入ったTOTOミュージアムは外観だけ眺める。
設計は梓設計、施工は鹿島建設で2017年のBCS賞をとっています。
確かによくよく見るとTOTOの設備機器のイメージが重なるようなかたちですね。
F

やっとこさ門司港駅が見えてきました。
向こうに見える手のひらを上にかざしたような建築は、黒川紀章さん設計の門司港レトロハイマート。
その隣の赤レンガのような色の建築はアルド・ロッシの遺作、内装は惜しむらくは数年前に亡くなられたインテリアデザインの重鎮、内田繁さんです(服に興味のある人にはヨウジ・ヤマモトのブティックを手掛けた人と言った方がピンとくるでしょうか)。
あと、アルド・ロッシ(実施設計は弾設計)+内田繁のコンビでは福岡の春吉に建つホテル・イル・パラッツォが有名ですね。
その他、客室を三橋いく代さん、バーのデザインを倉俣四郎、エットレ・ソットサス等、錚々たるメンバーが競演(誤変換ではなくあえて競の文字を当てましょう)して各々スペースデザインしています。

G

門司港駅に向かう前に遅い昼食。
僕の勝手な印象ですが、北九州と言えばうどんとぼた餅でしょう。
そこで、たまたま見つけた雰囲気のあるうどん屋さん「たまや」に入ったが、それが大正解でした。
H
肉うどん(大)を食べたのですが、ホロホロに煮込まれた牛スジがたんまり入っていて美味しかった!
この日は曇りで風が冷たく体が冷えたこともあり、温かい汁もすべて飲み干し大満足でした。
帰り際、TVで紹介されとの看板があったのでひょっとして有名なお店なのかな?
I

お腹も満たされたので、門司港駅に向かう道すがら門司港レトロの辺りを散策。
こちらが門司港ホテルです。
J

門司港ホテルの向こうが黒川紀章さん設計の門司港レトロハイマートです。
個人的にはアルド・ロッシの建築はウソっぽい感じがしてしまう(まぁ、それも狙いなのでしょうが)。
それから関門橋を車で通る時に、いつも遠景として眺めていたハイマート。
足元をチェックするために近くまで行ってみるが…、遠目で見ている方がこの建築は良さそうでした。
K

さあ、いよいよメインディッシュといきましょう。
今じゃこじんまりとした駅に入るのでしょうがこのシンメトリー、やはり迫力がありますね。
L
この雰囲気なんだよなぁ…やはり時を経たものでないと出せないこの感じ。
M
ただ、窓口が使われていないのが残念。
こういうちょっとしたディテールが、空間の印象が残る残らないを左右する大事なところ。
一か所だけでも開けて使っていくと、より一層雰囲気が出るんだろうけどなぁ。
N
この日は天気予報では終日、雨が降らないことになっていたはずだったが、駅を見学していると風が急に強くなり小雨が降ってきた。
こんな時は無理しないで輪行するに限りますね。
温かい電車に揺られながら、コンビニで買っておいたキットカットをボリボリ食べながら帰路につきました。

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コメント

こんにちは!

門司港駅、素敵な駅舎ですね(≧ワ≦)!
中もステキ♪
確かに窓口のひとつでも開いているとさらにいいかも、ですね~。

道を間違えても、
そのおかげで新しい発見とかステキなものに出逢えたりとかそういうことがあると逆にラッキーって思えますよね♪
そういう風に思えるのっていいですよね~。
(本当に綺麗な馬たち!お馬さんたちも服(?)を着たりするんですねえ。大切な馬なんだなあって伝わりますね。)

投稿: いぬいか | 2019年4月14日 (日) 08時52分

いぬいか さん
コメントいただきありがとうございます。
おっしゃる通り、旅行って計画通りに行き過ぎると何だかものたりなさを感じてしましますよね(もちろんイレギュラーだらけでも疲れますけど)。
後日談としては、門司港で帰り際に寒い思いをしたのがきっかけかどうかわかりませんが、微熱と頭痛が5日間ほど続いたのでした、トホホ…

投稿: 川崎義則 | 2019年4月17日 (水) 18時52分

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