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2019年5月

2019年5月28日 (火)

北九州市立中央図書館へ

磯崎新さんがプリツカー賞を受賞されましたね。
っと言っても「プリツカー賞っていったいなんぞや?」ですよね、皆さん。
ニュースなんかでは分かりやすいように例えて「建築界のノーベル賞」とよく言われています。
この受賞で日本人8人目となったわけですが(磯崎さんの師匠、丹下健三さんに始まり代官山ヒルサイドテラスが有名な槙文彦さん、皆さんご存じの安藤忠雄さん、金沢21世紀美術館が有名な妹島和世さん+西沢立衛さんのSANAA、五輪2020スタジアムコンペで最後まで隈さんと争った伊藤豊雄さん、磯崎門下生で紙の建築及び震災時の仮設間仕切りを供給される坂茂さん、そして今回が磯崎新さん)、磯崎さんは長きにわたり世界の建築界に影響を与え続けた人がゆえに遅すぎる受賞と言われています。


だからというわけではないのですが、久しぶりに(10年までは経ってないかな)北九州市立中央図書館までロングライドしてきました。
この日はかなり暑く、北九州は最高気温は31度ぐらいまで上がり暑いのなんのって。
こまめに水分補給しながら行きましたが、それでも帰宅後は硬いウンコが出ました(失礼!
往路ルートは最短コースでR3からR200に入って冷水峠を越えてR201、R322で北へ抜けるルート。
だいたい片道80キロです。

冷水峠を越えてしばらく走るといかにも北九州の景色が(僕の勝手なイメージですけど)。
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田川の香春というところにある旧日本セメント工場です。
グーグルの航空写真で見るとよく分かりますが、石灰石の採掘でかなり山が削られていますね。
あの中継地点からコンベアで運ばれて、この工場までセメントの原料が運ばれてきていたわけだ。
建築的にみると安藤忠雄さんの六甲の集合住宅、もっとさかのぼると三仏投入堂や清水の懸造。
工場建築は力強くていいね、ウンウンとしばらく眺める(建築好きと散策するとおかしなところで立ち止まる、何が面白いのかよく分からないとよく言われるけどこんなところかな?)
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さて、目的地までもう一息のところで昼になってしまった。
エネルギーがなくなる前に早めの補給が大事と、目にとまった「うどん仁兵衛」に立ち寄り。
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うどんセット(¥690)を注文。
初めて見る細くてちょっと透明がかった麺。
さっぱりした味のつゆ、後味すっきりでいい感じです。
かつ丼もフカフカの卵と相まって、うん美味いね。
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っで、このとおり。
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13時に今回の目的地に到着。
あれ、なんかきれいになってない?というのが第一印象。
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学生の頃は地の利をフルに活かそうと(中央には磯崎作品が少なく九州には多いので)磯崎空間を体験&スケッチしによく来ていましたが、こんなにきれいにメンテされていなかった印象がある。
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もしかしたら、映画「図書館戦争」でロケ地巡り客が増えたからかな(僕は観てないけど)?
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いずれにしろ、きちんとメンテされた現役の建築は気持ちがいいですね。
人と同じ、現役だといつまでも若々しい。
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しかも僕が知っているモンローカーブのカフェテリアは自販機が2台ほどにテーブル・イスが置いてあるだけだったが、おしゃれなカフェに復活しているじゃないですか。
今回は入店してないけど検索してみると「カフェ・ラポール」は2016年オープン。
障害者自立支援NPO「要会」が運営しているとのこと。
白を基調とした店内で清潔感があってなかなかいいじゃないですかと思う一方、僕の記憶では以前の真っ赤な天井だったオリジナルの色彩もモンローカーブとマッチしていて捨てがたいところ。

それから、このいい流れにのって所謂「ばえる」メニューを1,2品加えるともっといいんじゃないですか。
例えば、この特徴的な外観を模したロールケーキとかモンローカーブを象ったパンケーキとかね(関係者の方いかがでしょう)。
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内部の撮影は許可取ればオッケーと掲示されていたが、図書館でカシャカシャ音立てるのもどうかと今回は遠慮することに。
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内外ひとまわり
して外観のみスナップ。
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磯崎建築によくあらわれるカエル顔の外観(僕の勝手な命名)にプレキャストコンのヴォールト天井の空間、その一筆書きのような空間の連続と広がり。
ちょっと思ったのは原広司さん設計の宮城県図書館(1998年)は、閲覧空間とその導入部との関係が類似するものがあるなと(ちなみに北九州市立中央図書館は1974年竣工)。

1hほど滞在後、日焼け止めを重ね塗りしたら14時半に復路出発。
往路とは少しルートを変えてR296から九州国際大横を通ってR200に合流してひたすら南下。
帰りはさすがに疲れた。
残り60キロのところでガリガリ君を補給。
暑いときはこの味が欲しくなるんだよね。
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それにしても復路の冷水峠越えはかなりつらかった。
くたくたになりながら鳥栖の手前の基山の自販機で、普段は欲しくならないトマトジュースに手を出したところからもどれだけ弱っていたか分かりますね~。
18:30にやっとこさ鳥栖着。
少々脱水症状でこの後、先に触れた硬いウンコが出たというわけね、おしまい。

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2019年5月16日 (木)

平戸・生月島へ③

昨夜は海から吹き付ける風と波音でなかなか寝付けなかった。
やはり慣れない枕だと云々と思っているうちに…気がつくと部屋の中が妙に明るい。
あれ、昨日電気つけたままで寝てしまったかな?
おもむろに光の差す方向に寝返るとカーテンが透けて外が明々となっている。
しまった、寝過ごした!と時計を見るとまだ6時前。
起き上がりカーテンを開けると、ちょうど水平線から朝日が顔を出したところだった。
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おぉ~、絵に描いたような朝の光景だ。
平戸大橋が朝日に映し出され美しい。
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窓を開け、しばしの間ぼぉ~っと眺め、そうだそうだと動画を撮影する。

ちょっと風の音がうるさいですが、いい景色でしょ。
そして朝日を浴びながらの露天風呂もいいんじゃな~いと6時半から朝風呂へ。

その後、身支度してパッキングを済ませたらいつものやつを済ませてと。 
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携帯ポンプで出発前の空気圧を調整したら2日目の行動開始です。

ホテルの駐車場で自転車を組み立て、まずは周辺を散策。
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風が少々強いが澄み渡った青い空、気持ちいい天気。
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平戸の城下町の坂を、ときどき自転車を担ぎ上げて上ったり下りたり。
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長崎の出島に移る前まではこの塀の向こう側にオランダ商館があり、東アジアの貿易拠点となっていたとのこと。
個人的には、このオランダ塀が味わい深かった。

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そして平戸ザビエル記念教会へ少し立ち寄り、市街から1.5キロほど離れた薄香港(うすか)へ。
漁村と聞くとつい見に行きたくなってしまうんだな。
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この迷路のような路地ね。
生活感が路地にまではみ出している感じ。
公私入り混じったおおらかさが漁村の魅力。
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それから海風でいい具合に古びた板壁がなんとも言えない。
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薄香は高倉健の遺作「あなたへ」という映画(2012年公開)のロケ地になったところみたいで、この富永写真館をたずねてファンが来るらしい。
僕はまだ観ていないのだけど、予告編を観るとおもしろそうだったので今度レンタルしてみよう。
【追記:さっそく観たのですが、映画としてはウ~ン…といった感じ(個人的には☆1~2)。物語なのでストーリーが日常から飛んでいようがどうであろうが大いに結構なのですが、その展開があまりにも突飛で間が足りないままどんどん進んでいってしまうので最後までその流れについていけませんでした。ただただ高倉健という役者が格好良かった印象のみ。】
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郵便局も雰囲気あったのでスナップ。
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薄香をまわって再び平戸市街に戻ったのが12時前。
腹もすいたので商店街の中の「一ふじ食堂」で昼食。
ちゃんぽん¥670なり。
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海鮮のきいたスープがおいしかったです。

12時15分、いよいよ帰路に。
平戸大橋を渡ってR204を伊万里方面へ。
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向い風が強いが昨日の疲れもなくというか、昨日よりも調子が良く景色を楽しみながら帰る。
平戸を発ったのが遅かったので武雄辺りから電車かなと考えていたけど、このペダルの軽さだとこのまま自走でいけそうだ。
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R498から武雄でR34にのって順調に来ていたのですが、鳥栖まで残り10キロのところで前輪パンクorz
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まだ1000キロちょっとしか走ってないのに。
このタイヤ、コンチネンタル グランプリ4000s2は評判上々なのですが、惜しいかなサイドが弱いらしくて…噂通り5㎜弱ほどサイドカットしてチューブがはみ出しパンクと相成りました(もう買ってあげないよ)。
予備のタイヤを持参しているので案ずることはないのですが、面倒くさいと言えば面倒くさい。
まぁ、こういうことも終わってしまえばいい思い出。
逆にスムーズに行き過ぎた旅行ほどおもしろくないのだけれど、自転車旅の終盤の疲れている時のアクシデントはそれなりにこたえる(重ね重ね1日目のナイトライドの時にパンクしなくてホント良かった!)。

19時に鳥栖着。
2日目の走行距離は140キロ。
今回は旅行らしく温泉も満喫できたし、距離走ったわりには体力的に余裕をもって走れました。
なんだかんだあったけど(これはナイショの話、1日目の夕食は店がどこも閉まっていてコンビニおにぎり3つ…。食は旅の楽しみの一つなのに!)、終わってしまえば「あぁ~、楽しかった」ってね、さっそく終わってしまえば何とやら。

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2019年5月11日 (土)

平戸・生月島へ②

横風にあおられながら平戸大橋を渡る。
J_2
橋は今いるところとはまた別の空間に渡る感覚とその物理的浮遊感とが相まって、より一層旅行感を高めてくれる

午前中とは打って変わって青空が広がり、日差しで火照った肌に海風が心地いい。
K_2
ときどき立ち止まっては美しい景色をスナップ、長い時間をかけて平戸大橋を渡った。
後にこの海風の脅威に翻弄されることをこの時は知る由もなかったが…。

平戸市街を抜けR19で18キロ先の生月島へ向かう。
日没時間にはまだ余裕があるため、自然と気持ちにゆとりが生まれる。
さぁ、もうちょっとで生月大橋が見えてくるはずだ。
M_2
のどかな里山の風景を楽しみながら一定のペースでペダルを漕ぐ。
N_2
だがそこは沿岸沿いの入り組んだアップダウンが続く道。
長い下り坂の次は当然、長い登りもあり…。
こまめに水分補給をして持参してきたチョコレートを口に運ぶ。
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そうしてようやく現れた生月島。
少しもやっていますが桃源郷といった感じで美しいでしょ。
P_1
17時ちょうどに生月IN。
Q_1

島内側から生月大橋を眺めながら、この先のルートを確認する。
北端の大バエ灯台まで12キロほど。
さて帰りのこともあるし(宿は平戸市街にとってあるし)、先に進もうかなぁどうしようかなぁと思案。
まぁどうせここまで来たんだから行っちゃいますか。
Qq
日もそれなりに傾いてきているので気持ちスピードを上げる。

かなりくたびれて18時半に生月島北端に到着。
相変わらずの強風に加え気温も徐々に下がってきたようだ。
身体が冷えないように駐車場のトイレでインナーを着がえ、上からウインドブレーカーを羽織るが少し肌寒い。
R_1
カップルが1組と男性1人を見かけた他には誰もおらず悠々と夕景を鑑賞。
S_1 

早めに帰途につかないと暗くなると慣れない土地では厄介だぞとは分かっているが、もう少し夕日を見ていたいという気持ちもあって…とうとう薄暗くなってしまった。
疲労もそれなりにたまっている上、慣れない土地で夜道を30キロ帰らねばならぬ。
ますます海風が強くなっているようだし気温も一段と下がってきた。
そうだ、バスがあるではないか!と思ってバス停見つけて時刻表を確認するが、最終は17時ごろに既に出ちゃっていて…。
しょうがないね、ぼちぼち安全運転でペダル漕ぐしかなさそうだ。

生月大橋の近くにあった唯一のコンビニ?で温かいおにぎり3つとお茶でエネルギーチャージしたのが19時40分。
ゴオゴオとうなる暗い海を傍目に突風で転ばないように注意して橋を渡り、暗い山道をイノシシでも(ついでに幽霊も)出てくるんじゃないかとおびえながらペダルを踏む(後から考えるとこの山道でパンクしなくて良かった!)。
平戸の街明かりが見えたときにはホッとした。
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宿に着いたのが21時。
たった30キロに2hもかかったわけだ。
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日本人なら疲れた体には温泉ですよね。
露天風呂からはライトアップされた平戸大橋が望める絶好のロケーション。
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海風にあたった自転車を水拭きして明日の準備をして1時前に就寝。
1日目の走行距離180キロ、ナイトライドもあったし、あぁ~心身ともに疲れました。(つづく)

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2019年5月 9日 (木)

平戸・生月島へ①

お風呂に浸かるとふくらはぎの辺りがピリピリと痛んだ。
今回は鳥栖~平戸・生月を一泊二日、自転車で往復。
走行距離320キロをハーフパンツで走ったため、ふくらはぎが赤く日焼けしていたのだ。

出発の朝、空模様があやしく降水確率0%となっている天気予報に首を傾げた。
だが準備は既に完了、いつものように10キロほどのバックパックを背負い、とりあえず自転車にまたがり走り出す。
長崎方面に向かう時によく使うR34は飽きたので通らずR31(地元では川久保線と言う)のルートをとることに。
30分もすると悪い予感が早くも的中、小雨がぱらついてきた。
これ以上降ってくるようなら戻らねばならないかとハラハラ、何とか持ち直してくれと願いながらペダルを漕ぐ。
金立でR48にのりかえ小城市街に入るころには、晴れ間は出ていないものの雨は止んだので一安心。
牛津川に沿うかたちでR322、R25で西進。

左手前方に見えてきたるは起床後&風呂上りにお世話になっているブラックモンブランの聖地、我らが竹下製菓であります。
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そして多久聖廟を通過して4キロほど進んだところの川打家住宅に立ち寄り。
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以前にも何度か見学に来たことがあります。
一度はクロスバイクでもきたなぁ、もう何年も前ですけど。
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江戸中期の古民家、こんもりとした茅葺とコの字型寄棟屋根の「くど造り」。
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いかにも佐賀の民家といった感じなんですよ、このかたち。
ポコポコと突き出した屋根がなんともかわいらしいでしょ。

小休憩を終え再びR25でくねくね山道を進み、R498にのって伊万里方面へ。
やっと天気が回復して晴れ間が出てきた12時ごろ、目に入った「よってみん菜」という食堂で昼休憩にする。
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肉うどんの旗がたっていたので肉うどんセット(¥650)を食べてみましたが…、正直まあまあの味といったところ。
そりゃあ、このあいだ門司で食べた肉うどんの方が断然おいしかったな、あのホロホロのスジ肉たっぷりのうどんね。
っと言っときながら、いつものようにスープまで空っぽにしましたけど。
F_2

まだまだ先は長い、お昼を30分で切り上げ先を急ぐ。
伊万里市街を通ってR204で海沿いを進む。
13時半ごろ長崎IN。
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えっちらえっちらマイペースでペダルを漕ぎ、14時半に「松浦 海のふるさと館」でアイス休憩。
隣の公園は家族連れでにぎわっています。
チョコ大好き人間の僕はチョコモナカをチョイス。
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汗をかいて食べるアイスはまた格別。
トイレも済ましてさぁ出発、まだまだ行きますよ。

それから1時間後、15時半に平戸大橋を望む平戸瀬戸市場に着。
海風が強っ。
鳥栖からここまでだいたい120キロほど。
コーヒー休憩でホッと一息。
今日は平戸大橋を渡って生月島の先端、大バエ灯台まで行くつもり。
I_2
もうひと踏ん張りしないと…(つづく)

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