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2019年6月

2019年6月19日 (水)

朝の運動 久留米一番街へ

いつもの山上りルートに飽きたので、今朝は懐かしき一番街へ。
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まだ人影まばらな静かな通りに早朝出勤の足早な靴音が響く。
中学・高校と雑誌スクリーンやロードショーで見たい映画をチェックして、そのころ松竹館に入っていた映画館に足繁く通っていました(確か1Fに本屋さんが入っていて、そこで上映時間まで時間をつぶしていたな)。
ここを除いても、一番街には2~3カ所映画館があったような記憶があります。
その他、今はなき文化屋雑貨にマルハマーケット、数多あった古着屋。
そうそう、ドキドキしながら生まれて初めて入った古着屋でリーバイス501を買ったのも久留米だったな。
大学生になっても、今は移転してしまったエバーグレイにときどき服を買いに行ってたっけ。
あの頃は久留米の繁華街と言えば一番街周辺だったんだけどなぁ…。

っで懐かしいにおいに満たされた記憶の通りをしばらく歩いた後、再び自転車にまたがりJR久留米駅の方へ走る。
そして駅前にデ~ンと建つこちらの集合住宅、嘘か真か知らないがフミヤ(藤井フミヤさんね)が九州のセカンドハウスとしていると噂されるタワーマンションです(ホントか?僕は眉唾だろうと思っていますけど)。
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駅から出てくる(たぶん)明善高校の学生たちを横目に、菊竹清訓さんの設計(ちなみに菊竹さんは明善OB)の久留米市役所と、
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悲しいかな取り壊されて今は駐車場と化した旧・久留米市民会館跡地(ちなみに解体前、見納めに行ったときの記事はこちら→見納め)を経由、
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久留米医大の前を通って帰宅。
1時間弱の朝の運動でしたとさ。

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2019年6月15日 (土)

長湯温泉 クアパークへ②

2日目は、お決まりの部屋の採寸スケッチから始める。
今回の宿は、温泉客の減少からか壁のクロスが所々黒く汚れていたり、お茶を飲むための電気ポットの内部にカルキによる白い付着物が見られるなど(もちろんカルキ跡ぐらい毒にもなりませんが、あまりいい気持ではないですよね)、手入れが行き届いているとは言えない状態のようだ。
僕のように宮脇檀さんのマネをして、宿泊した部屋をスケッチしている建築屋さんは多いだろうけど、宿の店主さん、このような作業をしていると「おっ、埃がたまっているけどここは掃除し忘れたか?」「この建具はグラついているな、この宿はお金の周りが悪いな」等、よ~く見えていますから御注意くださいな。

この宿に泊まって一つ良かったのは、象設計集団の設計 御前湯が部屋の真ん前にあって屋根の細部までよく見られたことですかね。
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チェックアウトを済ませ、タイヤの空気圧を調整したら2日目の出発です。
復路は往路とは違うルートを帰ろうと(同じだとつまんない)、少しアップダウンが激しくなることが予想されるコースをとることに。
直入公民館の裏から、ぐるっとくじゅう周遊道路を通って本峠を越える。
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出発早々けっこうハードだなと思いつつ、ペースを上げ過ぎないように注意して走る。
今日も少し曇り気味だが、ひんやりとした朝の空気が火照った体に気持ちいい。
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峠を下ってR621で男池湧水群方面へ再び上ってゆく。
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途中、黒岳風穴群の看板を見つけて立ち寄る。
今の季節だと0~10度の風が穴から吹き出してきているようだ。
体をかがめながら穴の方に入っていくと、確かに冷たい風が湧いてきているのが分かる。
じっとしていると肌寒くなってくるほどだ。
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男池湧水群の前を通り過ぎる。
思いのほか観光客が多く駐車場もいっぱいだ。
そんなにいいところならちょっと寄ってみようかとの思いが頭をよぎったが、先がまだ長いことを考えてやめておく。

標高1000メートル弱まで上り、少し下ったところで一気に視界が開けた。
遠くでカッコウの鳴き声がこだまするように響いている。

のどかな水田地帯を抜け
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飯田高原(恥ずかしながら”いいだ”と呼んでいたが”はんだ”でした)ドライブインに11時に到着。
まだ朝食をとっていなくてお腹がすいていた。
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地元のおばちゃんたちが出しているおにぎりとホットコーヒーで遅い朝食。
こういうシンプルな、漬物におにぎりのようなものが美味しいよね。
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20分ほど休憩後、この先のルートを確認。
まだ残り100キロほどある、先は長いぞ。
R40からR680で山を下り
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宝泉寺温泉街に入る。

R387で再び山道を上っていると「せせらぎの湯」という温泉施設の横に水汲み場を発見。
募金箱に小銭を入れてボトルに水を補給。
水はいくらあってもすぐに飲み干してしまうから、こういうのは自転車旅にはうれしいな。
コンビニで水買うのとは気持ちが全然違うもん。
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そこから数キロ上ったところに雰囲気のある店が。
もう昼だし、1時間前に朝食を食べたとはいえおにぎりだけだしエネルギー補給しとかないと。
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ちょうどR704とぶつかるところ、熊本県との県境にある「樂樂 らくらく」というジビエ料理の店のようだ。

入ってすぐのところはこんな感じ。
一見不気味に見える人もいるかもしれないけど、店の人も親切でいい感じ。
おばちゃんにこの辺りにこんな大きな鹿がいるんですか?と聞くと夜になるとたまに集落にも降りてきているとのこと。
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カレー好きの僕にはうってつけの鹿肉のカレー(¥1000)を注文。
独特のにおいでもするのかなと思っていたが、そんなの全然感じられずとても美味しかった。
鹿肉のほどよい弾力感とやわらかさがちょうどいい。
今回は食事運に恵まれていなかったが、ここにきて美味しい料理と出会えた。
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30分ほどで昼食を終え、午後の部スタート。
R704から脇道に入って西へ下り、スカイファームロードひたでR210まで長い下り坂。
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苦しい上りの後はこれがあるんだ。
途中に少し上るところがあるにはあるが、ほぼ20キロ下り坂が続く。
鹿児島での苦い経験(下りでスピード出し過ぎてリム打ちパンク)を繰り返さないように、スピードは適度に抑えつつ日田まで「人生、下り坂サイコ~!」(火野正平さんの名セリフね)。

日田から残り50キロはR210で往きと同じルートだ。
道の駅 うきは でトイレ休憩&炭酸タイム(暑いとなぜか炭酸が無性に飲みたくなるよね)を挟んで、
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見慣れた筑後川まで帰ってきました。
やっぱり明るい時間帯に帰って来れると安心感がありますね。
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復路ルートを「ルートラボ」で振り返ってみると…
距離:120.4km
最高標高差:959m
獲得標高:上り 1581m、下り 1968m

体感だともっと上ったような気がするのだけど、やはり数字にするとこんなもんなのかとなってしまいますね。

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2019年6月13日 (木)

長湯温泉 クアパークへ①

オープンしたばかりの長湯温泉 クアパークへ行ってきました。
先日訪れた磯崎新さん設計の北九州市立中央図書館に続き、今回の設計者もプリツカー賞受賞者です。
さて、誰でしょう?
キーワードは「紙管」。
これを聞いて、建築畑でピンとこない人は今すぐ退場してもらいましょう。

さて今回もですけど、目的地までのプロセスは自転車でツーリング。
マップで調べると鳥栖~長湯温泉(大分県竹田市直入町)は約120キロですので、そこまで距離はありません。
ただ、坂のアップダウンがあるのでその辺は覚悟しなくちゃいけませんね。

忘れ物がないようにバックパックにパッキングしたら、そいつを背負って体重計にのります。
自転車に乗らない人は何やってんだこの人?の謎行動ですが、体重が変わればタイヤの空気圧もそれに合わせて調整しないといけないんです。
そうしないと摩擦抵抗が増えたりグリップが利きにくくなったり、何よりパンクの原因なりますから。
体重+バックパック+カメラ=84キロだったので、フロント:7.5bar (IRC ASPITE PRO 26C)、リア:8.5bar (Continental Grand Prix 4000s Ⅱ 25C)で調整。

8時に鳥栖を出発。
関東はもうすでに梅雨入りしていますし天気が少し心配ですが、予報では曇ときどき晴とのことなのでまぁ大丈夫でしょう。
ルートはオーソドックスに、まずはR210で久留米を通って日田方面へ。
吉井でトイレ休憩をして
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三隈川に沿って東進。
この赤い橋(夜明大橋)の向こう側に、夜明という何とも響きのいい無人駅があります。
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いかにも山間の駅といった雰囲気で、映画「寅次郎 紙風船」の回で寅さんも来ていますよ。
今回はここには立ち寄らず
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ずんずん山道を進んでいきます。
サッポロビール日田工場の横を通り過ぎたら、大山川に沿ってR212を南下。
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松原ダムから杖立温泉方面へ。
この辺りから勾配がきつくなりトンネルが増えてくる。
自転車だとフロント+リアライトをつけたり消したりするのに、いちいち立ち止まらないといけないのでトンネルは面倒なんです。
車のように手元で操作できるといいんだろうけど、面倒だからとライトつけないで車道を走ると自転車はかなり危険ですからね。

杖立温泉エリアを通り過ぎたあたりで、お腹がすいてだんだん力が入らなくなってきた。
時計を見るともうすぐ昼だ。
とりあえず、持参してきたチョコレートを食べ食堂をさがしながら進む。
小国にちょうど入ったあたりか、一軒の店が目に入る。
なるべく地元の店を利用したいので(せっかく来ているのにチェーン店に入るのもねぇ)、この地元感はなかなかいいじゃないですか。
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店に入ると75~80歳ぐらいの婆ちゃん店主と、4~5人の作業着を着た職人風のお客さんがいる。
TVは昼時によくやっている「なんでも鑑定団」を流している。
婆ちゃん店主とお客は知り合いのようで「あんたどんは今日も仕事ね」などと世間話。
僕はまだまだ続くであろう山道に備えてがっつり食べておこうと、カツ丼(¥700)を注文した。
婆ちゃん一人で切り盛りしているので、料理ができるまで少し時間はかかったが何の問題もなし。
少し待たされた方が、お腹が余計にすいて料理がよりおいしく感じられますからね。
そしていよいよカツ丼がお目見え。
まぁ~山盛りなのね、それが!
どうだろう、普通の店の1.5~2倍の量はあっただろうか。
もりもり食べたい僕としては、ありがたいと思い食べ始めたのだが…。
こう言っちゃ失礼ですけど、素朴な味と言うか何と言うのか…はっきり言うとあまり美味しいとは言えないと僕の味覚は判断したわけ。
おまけにご飯の量が具に対して多いので、どんぶりの下の方にまで汁がまわっておらず、最後は普通の白米を食べている感じなのね。
だがしかし、残すと婆ちゃんに悪いよなぁ~という頭があるから無理して(失礼な言い方ですね~)大盛カツ丼を完食しましたよ、気持ち悪くなるの覚悟で(またまた失礼!)。

はぁ~、何とか食べ切ったぞと店を後に、消化の負担とならない程度にゆっくりと再出発。
小国からR422で黒川温泉方面へ。
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黒川温泉エリアを通り過ぎたあたりから、しばらく単調な上り坂が続く。
軽いギアに落としてペースを崩さず、一定のリズムで気長に上るしかない。
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そして上りきったところにあるライダーご用達、三愛レストハウスに着いたのが14時半ごろ。
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なんでもクシタニ・カフェなる店が2ヶ月前にオープンしたらしく、ライダー達の数も一段と増えたような印象。
でも、モーターサイクルに興味のない僕のようなものにとっちゃ、もう少し静かにできないものかねぇと思ってしまうんですけどね。
まぁ、あのブルンブルンッとうるさいエンジン音も、ライダー達の見せあいっこ魂に火をつけるのかな(意地悪な言い方)。
僕はトイレを済ませ、静かにコーヒーを飲んで息を整える。
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この辺りまで上ってくるとかなり涼しいので、年中ホットコーヒー派にはうれしい気候。

20分ほど休憩したら先を急ぐ。
R442 ぐるっとくじゅう周遊道路を進みながら、ときどき立ち止まってはスナップ。
何しろこの景色ですからね、そりゃ誰だって撮っちゃいますよ。
九重山が少しもやっていますが、干し草がインスタレーションぽくて美しいでしょ。
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気温は19度だけれど体感は少し肌寒いぐらいです。
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景色を楽しみつつ、自然の音に耳を傾けながら行けるのが自転車旅のいいところです。
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R669からR30にのってやっとこさ今回の目的地、長湯温泉 クアパークに到着。
そうそう、はじめに触れていた設計者ですが坂茂さんです。
白いハンチングをかぶったような外観が遠くからでも目立ちますね。
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前を流れる芹川に沿うような形で、レストラン棟と白い頭のメイン棟が並ぶ。
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そしてアプローチ。
手前がレストラン棟ですね。
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こちらは14棟のコテージが並ぶ宿泊エリア。
まだ出来立てほやほやの感じですね。
例えるなら、おろしたての白のスニーカーといったところ。
少し全体から浮いちゃってる感?
もう少し経つと木部の色が落ち着いてきます。
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さて、そろそろ温泉といきましょう。
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このスロープで2階へ上って脱衣所と内湯へ。
ここでスタッフの方に「水着はお持ちですか?」と言われ、忘れ物をしてしまったことに気づく。
あぁ~、持ってこようと用意していたのにパッキングし忘れた!
¥500でレンタルできるということでしたが、入浴料が¥500なのに倍の金額になるのもなぁと変なケチケチ魂が出てしまい、結局、水着着用エリアはまた今度の機会ということに。
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っで、ざっとですが内外を見て歩いた感想を以下箇条書きにすると…
・まず、あれ?と思ったのは脱衣所のトイレ。内開きの扉を押して中に入って閉めようとすると、体を少しねじって避けながらでないと体が干渉して扉が閉められないのね。内法を図ってみるとW900×D1400、扉幅が700なのであと200ほど奥行きをかせげば何の問題もなかったはずなのだが…。
・浴室、脱衣所を覆うテント地を内部から見上げた感じが、個人的にはあまり美しいとは感じられなかった。変形格子の丸太木組みのジョイント部の金物の存在が目についてしまって、なんかゴテゴテに見えた。そして、これはしょうがないと言えばしょうがないのかもしれないけど、半外部的な雰囲気のテント地を使った覆いなので(屋根と言うより覆い。仮設的な設えとすることで軽さと解放感を狙ったか)、虫が結構入ってきてしまっているんですね。5年後以降の劣化具合が気になるところ。
・浴槽に浸かって、ちょうど目線の高さに合わせて抑えられた横長窓
から芹川が眺められて気持ちよかった。全体的に木部に合板が使われており、羽目板のように目地が出て「木木」主張し過ぎず見ていて疲れなかった。
・洗い場の足元に排水溝がありグレーチングが足裏に触れるのを嫌ったためか、無垢板にφ12ほどの穴をピッチ100で開けて蓋としていたが、あれは掃除する人がかなり大変だろうなと思った。
頻繁に天日干しするなりして乾かしてあげないとすぐヌルヌルしてくるだろうし、色も早いうちに黒く変色してくるだろうと。
・レストラン棟の柱に紙管が使われていたが、あれは色のりが悪いのかな?塗装しない方が雰囲気が出るなと思いました。

同じ大分県の県立美術館(OPAM)を先に見ていたこともあって、規模も用途も予算も全然違うので比べるのはおかしいのですが、今回体験したクアパークは個人的にはピンとこなかったというのが正直な感想です。

18時前にクアパークを発って向かったのは安定のラムネ温泉です。
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長湯温泉と言えば皆さんここに来られるのではないでしょうか。
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TVでの露出も多く、知ってる方も多い藤森照信さんの設計です。
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僕は藤森建築は嫌いじゃないけど、少しクサいなと感じてしまうんですけどね。
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そのあたりのことは以前のブログ「ラムネ温泉をご存じ?」で触れたことがあるので割愛。

1時間ほどラムネ温泉に滞在後、宿のチェックインをしたら夕食へ。
宿の方に紹介してもらった温泉街の大衆食堂風の店で地鶏定食(¥1800)を食す。
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その味はと言うと…美味しくなかったわけではないのですが普通でしたね。
まぁ、僕の好みと合わなかったってだけなので当てにはなりませんけど、今回の旅行はいまいち食事運に恵まれていないような気が…(次回へ続く)

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