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2019年10月19日 (土)

ホイールのベアリング及びディレイラーハンガー交換【追記 10/22、再追記10/24・12/2、再々追記1/25 2020年、】

タイトルを見ていただくと分かる通り、今回は自転車のメンテについてです。
興味のない方にとっては何が面白いんだかってな感じでしょうけど、どうかご容赦を。

僕の使っているホイールはPAX PROJECTのAR30Wというホイール。
けっこう有名なビルダーさんの手組みホイールになります。
このご時世、ネット上は匿名をいいことに恨みにつらみ・悪口であふれかえっていますが、こちらのビルダーさんの悪い評判はとんと見たことはないですねぇ(手組ホイールを考えておられる方は、選択肢の一つとしておススメのビルダーさんです)。

っで今回の本題ですが…
日々使っていて特に問題があったわけではないのですが、それなりの距離を走っているのでもうそろそろベアリングの交換でもした方がいいかなと、初めてのことですがチャレンジしてみました。
やり方の情報はネット検索かければ選択に困るほど出てきますので、それらを見よう見まね素人仕事でやってみました(本当はプロにオーバーホールしてもらった方がいいのは言うまでもないですけど、僕はホイール1組しか持っていないので、これがなくなるとしばらく乗れなくなってしまうので)。

まず用意したのはシールドベアリング圧入のためのDIY寄せ集めツール。
ネジ棒に六角ネジ、それからベアリング外形に合ったサイズのワッシャー。
調べてみると、このような方法で圧入している方が多いようですね。
6_20191019144401
古いベアリングの外し方はベアリングプーラーなるツールを使用するか、もしくは少々荒っぽいですが、なるべく他の部品に傷をつけないように叩き出すという方法があります。
僕は後者を選択。
だってあんまり使う機会がないのに、けっこういい値段のするベアリングプーラーを買うのもなぁ…。
思った以上にきつく圧入されているのでビクビクしながら叩き出しました(あぁ怖い怖い)。

以下、入っていたベアリングの種類を箇条書きにすると…
【フロント】
688LLB×4(内径8、外径16)左右に各2個
※ちなみにLLBは非接触形の意とのこと

【リア】
・反フリー側
6802LLB×2(内径15、外径24)
・フリー側
6902LLB×1(内径15、外径28)
・フリーボディ
6802LLB×2(同上)

フロント、リア共にメーカーはすべてENDUROでした。

新しいベアリングは隣町の久留米(福岡)にある友田ベアリングさんに注文しました(価格は計9
個で税込¥4700ほど)。
一見、業者さんだけしか取引できない店なのかなぁと思っていたのですが、個人客でも親切に接客してもらえました。
メーカーはNSK(品番LLBがVVになりますが同じ意です)。
古いベアリングを取り外し後、パーツクリーナーで清掃し新しいものを圧入する流れ。

まずはフロントから。
1_20191019144401
ハブとベアリング外周に薄くグリスを塗って潤滑を良くしてから作業。
圧入ツールを使う前に軽くゴムハンマー等で叩くなりして、しっかりと水平にベアリングをハブに固定してから圧入しないと斜めに嵌りこんでしまいます。
あらぁ~、斜めになってるよ!と入れ直そうと思っても、固く嵌りこんじゃって取れないという状態になり冷汗かくことになりますので、その点ご注意を(経験者は語る)。

次はリア側。
2_20191019144401
シャフトに黒くベアリングの跡がついていました。
回転に問題はなかったが、やはり交換時期だったのでしょうかね?

フリーボディは丸バネも外してクリーニング。

3_20191019144401
見ての通りボディが齧り跡でガタガタなので、そもそも丸ごと交換した方が良かったかも。

一応、シールド外して古いベアリングの中ものぞいてみます。

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グリスは真っ黒ですが、回転には何の支障もないんですよね。
っというか、新しいベアリングよりもグリスがなれていて回転は軽いんです。

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パーツクリーナを吹いてグリスを飛ばし、ベアリングの状態を見ますが特に問題ないようです。
シールドベアリングって思っている以上に耐久性があるんですね。

【追記 10/22 2019】
その後、新しいベアリングはさぞ回るのでしょうね~♪なんて思いながらロングライド等していたのだが、逆になんだが回転が渋くなっているような気がしてならない。
以前に比べて登坂の時などは特に重たくなっているような気が…。
っで今日の昼、掃除ついでにホイールを確認してみると軽くなっているどころかハブがゴリゴリしてるじゃないですか。
なぜ??
その後、いろいろといじくりまわして分かったのは、シールドベアリングでも玉当たりってあるんだねってこと(気づくのが遅い!)。
ロックナットを緩めると先ほどのゴリゴリ感がなくなってスムーズに回るんです。
しかも最終的にクイックレバー(クイックリリース)の締め付け力も加わるのでかなり緩め、手で簡単に回るぐらいにしとくとちょうどいいようだ。
クイックレバーをホイールに通して、フレームを介さずに締めこむ実験をするとよく分かります。
っということで今は、ロックナットの締め付けはかなりユルユル状態にしています。

【再追記 10/24 2019】
ようやくいい感じで回転するようになって、めでたしめでたしといきたかったのだが…何回か走るとまたまた回転が渋くなってしまったのであった。
それからベアリングの組み付けそのものに何か問題がなかったかと考えていると、そういえばと思い当たる節が一つ。
フリーのベアリングを圧入するときに、何も考えずに間に入っているスペーサーに干渉するほど、ベアリングを深く押し込んだのが問題だったのでは?と。
もともとスペーサーとベアリング間は互いに接触しない程度に、微妙な隙間が設けられていたような記憶が。
さっそく棒を差し込み外側のベアリング(スプロケ固定ナット側)を少しだけ外に叩きだす(あぁ、せっかく新しくしたベアリングを叩くなんて…)。
うん、やはりこっちが正解だったようで以前のようにロックナットを過度に緩めなくてもいい感じになった(だいたいがロックナットを緩めすぎるのは事故の原因になりかねませんからね)。
それとは別にもう一つ施したことが、ハブとフリーの部材が接触するワッシャー周りのグリスを拭き取ること。
Img_3619
な~んだそんなことかって言いたいでしょうけど、ここはかなり大事な部分なのだろうと思えてきた。
建築でも同じだけど、異素材が接触するところの処理が納まりでありディテールの要なんですよね。
つまり、ここでハブとフリーを直接接触させてしまうと当然ながらうまく回転しなくなってしまうので、ワッシャーをかませて互いのベアリングのみが接触するように処理しているわけだ。
よってワッシャーのところのみグリスを塗り、その他は余分な抵抗となるのでグリスを拭き取った。

この2点を改めた結果、クイックリリースをきちんと締めてもまあまあいいかなぐらいにはなったかな?(コメントの歯切れが悪いなぁ。プロの仕事と直接比較できないのであくまでも素人の主観ですから)。
やはり素人が手を出すべき領域ではなかったかと今更ながら後悔の念もありつつ、でも何事もやってみなけりゃいつまでたっても上達しないしなと思うこのごろ…(どなたかこうしたらいいよというノウハウがありましたら教えてください)。

【再追記パート2】
その後ももう少しどうにかならないものか(リアのみ)と試行錯誤していたのだが、もうチェックするところが思い浮かばない。
素人目で見る限りでは、ベアリング交換前と同じ状態に戻ったように見える。
そこで、そもそも何の不満があって試行錯誤しだしたのか考えてみると、自分の犯していた根本的な間違いにはたと気づいた。
それはネット上にあふれる情報に知らず知らずのうちに踊らされ、直接的にはホイール性能とは関係のないクランクを手で回して空転する様子をチェックしたり(外力のかかった実走時とはかけ離れたシチュエーションで空転時間を見せる動画とかありますよね)、フレームから外したホイールにクイックリリースを締めた後、手でシャフトを前後に回転させてその手ごたえを確認してみたりして、これはどこか組付けにミスがあるからフロントのように軽く動かないんだと判断していたのだった。
でも考えてみると誰でもわかる通り、フレームにかかるさまざまな外力の中から体重だけ考えただけでも、ハの字型のシートステーは外側へ開こうとする力となり、クイックリリースのトルクがそのままシャフトには作用しないですよね。
実走して判断するならまだしも、実験のための実験のようなことをしていた自分に気づき…費やした時間と少なからず傷つけてしまったであろうベアリング代が痛い。
やってみなけりゃなにも分からねぇ、すべては勉強代だったのだと頭を切りかえたいけど、フリーボディのベアリングの組付け以外はいじる必要がなかったのに~!との声が頭の中で反芻される。

【再追記 12/02 2019】
その後、実際に乗りながらたどり着いた自分なりの解答は、やはりリアのエンドキャップを左右共にきっちり締めると玉当たりが気になる。
よって、まず左側のキャップを工具を使って適度に締めた後、右側のロックナット側のキャップ(ダストシールがついている方)を手で緩く締める程度にする。
もっといい方法があるかもしれないが、いまの最善策はこの方法かなと思っている。

【再々追記 1/25 2020】
PAXさん関連のツイッター情報でベアリングの公差も考えないと、新しくベアリング交換したのに逆に動きが渋くなることになるという意味のことが書かれていた。
もともとついていたエンデューロのベアリングはNTNやNSKのものにくらべ、単体では遊びが大きいがハブに圧入することでちょうどいい塩梅になるということらしい。
な~んだ、試行錯誤しても結果が出なかったのはそういうことだったのか…(まぁ圧入の加減等、ほかにもいろいろと要因はあろうが)。
まぁ、いまのところDS側(スプロケ側ね)のエンドキャップを工具できちんと締め、NDS側のエンドキャップを1/4円ほど指で緩めることで許容できる程度に回っているので良しとしときましょう(素人作業でこれぐらい動けばよく健闘した方でしょうよ…)。

ベアリング交換ついでに、ディレイラーハンガーも交換しちゃいました。
こちらも変速するのに特に異常なしなのですが、目視では分からない捻じれ等があってもおかしくないぐらいの使用年数なので大事をとって。
古いものは右側のデダ、左が新しいノーブランドのもの。
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いやぁ、CNC加工の施してある少し高め(ノーブランドの3倍の価格)のにするか、ノーブランドの安いのにするか迷ったんですよね。
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っで、どうせ消耗品なんだからと安い方をチョイスしたのですが、結果は「安物買いの銭失い」に…。
ネットで注文して(某オークションサイトで即決価格で売っているやつ)買ったのですが、届いて実物見るとまぁ精度が悪いのなんの。
そのまま付けると微妙に形が合わず(品番は合っているはずなのに)ヤスリで削るはめに。

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新品なのにこのざまよ。
まぁ、最終的に形を合わせて問題解消したから結果オーライだけど。
皆さんも「安物買いの銭失い」にはご注意を(再び経験者は語る)。

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コメント

最近のロードバイクって...
シールドベアリングを 使用しているのですね〜

以前ならば バラのベアリングで
一個でも 無くさない様に注意しながら

グリスアップをしていたけれど...

自分で作業を行う事は
自分自身の向上にもなりますし

出先でのトラブルにも
迅速に対応出来る様になりますよ!

最近は 自分でメンテもしないで
乗りっ放しの方も多い様ですが...

「なんだかなあ〜」 と
思ってしまいます

投稿: harubon | 2019年10月28日 (月) 18時19分

harubonさん、コメント頂きありがとうございます。
おっしゃる通りでいじくればいじくるほど何となく分かった気になってきて、根拠のない自信のようなものがついてきますね。
その反面、いじくればいじくるほど素人特有のミスを重ねてしまい(構造の基本が分かっていないのでしょうがないのですが)パーツに傷をつけているのも事実ですけど。
やはり大事なところはプロの技術に頼った方が結果的には安上がりになりそうです。
僕はこういうことが好きなのでついついやっちゃいますけど…。
ベアリングの種類はメーカーによってまちまちのようです。
シマノは昔ながらのカップ&コーンにこだわっていますし、構造的にも自転車のホイールはこちらの方が向いていると言っています。
たしかにきちんとメンテすれば継続して使えるカップ&コーンはパフォーマンス高いですね、玉当たり調整がシビアで面倒なのが玉に瑕ですけど。

投稿: 川崎義則 | 2019年10月31日 (木) 16時38分

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