住まい・インテリア

2021年7月13日 (火)

【メディア掲載】小学館 DIME(ダイム) 8月号

所さんの雑誌『Daytona(デイトナ)』に引き続き(詳細はこちら)、小学館から出版されている『DIME(ダイム) 8月号』に弊社の小屋がとり上げられました。
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コロナウイルスの影響でしょうね、弊社にもタイニーハウスや小屋等の離れについての問い合わせが多い昨今です。

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2021年2月 1日 (月)

いま読んでいる本

令和3年も2月に入りました。だからと言うわけでもないのですが、月初めで区切りがいいのでいま読んでいる本を↓
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左上から、寺田寅彦 随筆集1→宮脇檀 父たちよ家へ帰れ→坂口安吾 不連続殺人事件→子母澤寛 勝海舟2→アダム・スミス 国富論Ⅰ
左下にうつって、夏目漱石全集→ロマン・ロラン ジャンクリストフ→司馬遼太郎 播磨灘物語(下)→涌井良幸 数学の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典。
【追記 2021/2/2】
寝る前に読む枕もとの本を忘れていました↓
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尾崎芳雄 市村清の生涯と白洲正子 古典の細道
市村清はリコーの創業者で僕が住んでいるところの隣町の出身。しかも僕と顔が似ているということもあって勝手につながりを感じて読んでいます。

見ての通りざっくばらん、そのとき読みたいと思った本をただ手にとって読んでいるといった感じです。あと再読の本もあって、宮脇檀さんの入門書として最適で、しかも家を建てたいと考えている方の参考(堅苦しくない参考書として)にもなる『父たちよ家へ帰れ』、好きな作家のひとり夏目漱石の全集、学生の頃に読んだ『ジャンクリストフ』の3冊は再読になります。
太宰治は来客があるときは、読んでいる本をすべて隠して目に触れるところに置かなかったとどこかで読んだことがあります。本棚を見られることでいま興味を持っていること、考えていることをのぞかれるような気がして不快だったのでしょう。机に置いてあるのはいつも聖書一冊だったと。僕の方はのぞかれても、そもそものぞくものがないのでいいのだが、頭のいい人というのは繊細なもんですね。
ちなみにブクログに本棚をつくっています。よかったらのぞいてくださいな→ykawasakiの本棚

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2021年1月22日 (金)

スクラップブック

インターネットがあっという間に広がり、TVの代わりにユーチューブ、読書は紙の本ではなくタブレットで、電話は使わずライン通話、知らない言葉はググる…等々が当たり前になった世の中。ある意味、かなり便利で僕もその恩恵に大いに与っているわけだが、そうは言ってももう40過ぎの昭和な人間。辞書を引く機会は減ったが、腰を据えて調べたいときには新明解、新明解で物足りなければ広辞苑、広辞苑を補いたいときは類語辞典と辞書を引くことだってあるし、NHKのドキュメンタリー番組は好きだし、読書は紙の本じゃなくっちゃ物語の世界に引き込まれてゆくあの感覚が味わえない。
っで今回のお題のスクラップブックの話、紙の情報をファイリングする話に。
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ネットで興味ある記事があれば、お気に入りにしとけばいつでもどこでもアクセスできストックできるわけだけど、そこは昭和人間。プリントアウトして紙の上の文字を追うプロセスを経なければ何だか内容が頭に入ってこないんだなぁ~。
その他、建築見学会の際にいただいた資料や、
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雑誌や本のもう一度、いや何度でも参考にするであろうディテール記事、
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家具をセルフメイドしたときのメモやスケッチ、
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それから身の周りのものの採寸、
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ネットサーフィンでたまたま見つけた情報等々、
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建築に少しでもかかわりがあり、しかも自分アンテナにビビッときたありとあらゆる情報は、縮尺を調整したり書き込みするなどして整理したうえでこのスクラップブックに綴じられることになる。
建築、特に建築の設計においては、勉強で言うところの予習(情報を取り込み自分の頭の中で予め反芻しておくこと)がとても大事だと考えているので、もうかれこれ20年近く続けているスクラップブック、ファイリングなのであります(月日の経つのは早いものですねぇ…

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2021年1月17日 (日)

小屋のメンテ 柿渋を塗る

以前から、もうそろそろ塗り直さないとなと気になっていた入口扉に柿渋を塗りました。
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やはり庇から離れるにつれて色が薄くなっているのが分かりますよね。このことからもほんのちょっとした庇の出でも、あるのとないのとでは経年劣化に大きな違いが出てくるのが分かりますね。特にボックスシルエットの建物には、庇をつけたくないという設計者の気持ちが分からないではないのですが、そこをいかに違和感なく庇を設けるかが腕の見せ所。ここでは扉の高さを庇いっぱいまで立ち上げ、上枠を省略して内外部のつながりに見切が出ないように納めています。
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下部をアップするとこんな感じ↑ 雨かかりの他に紫外線の影響も大ですね。
さて、まだ前に使った塗料が余っていたよなと引き出しを見ると柿渋の残がありました。うん、ちょうどいいぐらいに余っているようです。っがしかし‼容器に出してみると↓
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ドロドロ…。ゼリー状になってこれじゃ使えませんね~。残るともったいないので今度は小サイズを購入。たった250mlで1,500円弱もする、柿渋はけっこういい値段します。
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まずはざっと掃除をして、塗り1回目は2倍希釈で。柿渋は粘度が低く塗りムラが出にくいので、誰でも簡単きれいに仕上げられます。1回目を塗り終わった時点で思いのほか塗料の減りが少なかったため、塗り2回目は原液で。はい、柿渋2回塗り終わり↓
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柿渋は徐々に色が濃くなっていく性質があるので、塗ってすぐは気持ち薄いかなぐらいでやめておくと、最終的にちょうどいい色合いになります。
まだ塗料が残っていたので、ついでに庇にも↓
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これまでいいことばかり書いてきましたが、柿渋は原料の渋柿を発酵させて作られているから臭いがねぇ…1~2週間ほど我慢しないと。よって、臭いに敏感な方には無臭柿渋という改良品をおすすめします。

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2020年11月26日 (木)

新入り パートⅡ

ちょうど一月前に新入りが入ったばかりでしたが、また新しい仲間が入ってきました。来るもの拒まず去る者追わずで、グッと迫ってくるものを感じたら透かさず勧誘します。ところでそんなに仲間増やしてスペースはあるのですか?と問われると、そこは厳しいジャッジが入りましてレギュラー落ちがでてくるわけで、今回は一名去っていただきました。
グッとくるものとか勧誘だとか言って何の話をしてるのかと言いますと、新しい椅子を入手したよとこういうわけでして(初めからそう言えよってね)。
デザイン界の大御所 フィリップ・スタルクのデザイン、カルテル社のマスターズです。
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フィリップ・スタルクとは誰ぞや?とお思いの方、ほら、いまや東京観光名所の一つとなっている隅田川沿いにある『金のウンコ』(正式名はスーパードライホール)をデザインした人ですよ。ピンときたでしょ。
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マスターズは「巨匠たちの凄いところ、ぜんぶ入ってます byスタルク」とのコンセプトで、椅子を裏返すと上からヤコブセンのセブンチェア、イームズのシェルチェア、サーリネンのチューリップチェアのアウトラインをオーバーレイさせて一番下のマスターズになったよと図示されています。
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っとなると実際に並べてみたくなりますよね。フムフム…
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そしていつもの一連の儀式、スケッチして測る。
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立ったり座ったりして座りごこちを試してみると、ぱっと見かたち優先のように見えますが、座りごこちは背もたれがいい塩梅に身体を包み込みなかなかのものです。ただ欲を言うと、座り疲れしてきて体幹が不安定になってくると背もたれ側への荷重が大きくなり、それによってお尻が前に滑るような感覚が若干ありますね(あくまでも個人的な感想ですが)。セブンチェアやシェルチェアのように背もたれが荷重で適度にたわまない構造のため、背もたれにかかった力の反力でお尻が前に押し出されてしまうのです。よってお尻のスイートスポットのSH460をあと5mmほど下げてより窪ませ、身体の重心がより安定するように改善するといいのではと思いました。まぁいずれにしろ、かたちがカッコイイからすべて許しますけどね(結局そこかいっ!)。

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2020年10月20日 (火)

新入り

新しい仲間が加わりました。何はともあれまずは毎度毎度のいつもの儀式、採寸から。
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自分のもんだから心置きなく採寸できますね~。
ホテルや美術館のロビーで名作見つけてもこうはいきません。他の来客者の迷惑になっちゃいけないし、間違いなく変な目で見られますからね。
あっちからも
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こっちからも、ためつすがめつ。椅子は後姿が大事(芸能人は歯が命と同じようなものね、例えが古い!)と言ったのは建築家の奥村昭雄さんです。
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後姿を見られる方が多いですからね。座っちゃったらもう椅子は見えないわけで。
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うんうん、いい感じのバラバラ具合です。
ちなみにデザイナーは大分県出身の佐々木敏光さん。ぱっと見、かたちはライトのバレルチェアと言った感じですね。日本が誇る天童木工が作っています。抑制のきいたかたちで美しく座りごごちのいい椅子です。

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2018年12月 6日 (木)

大八さんの仕事

1、2階の調査を終え、昨日から床下の調査に入る。
シロアリ予防で駆除剤を散布するときにもぐって以来だけど、土におそらく煤煙が混じっており(鳥栖駅近くでSLの煙が原因)、狭い床下をゴソゴソ這いながらの作業はかなり汚れる。
キャップにスポットライトそれに軍手。
汚れてもいい格好に着がえてと…
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予想通り、束の太さはさまざまで芯ズレ数多、どこをどう測ろうか迷ってしまう
他人様の家では思っていても口に出せないが、自分のとこなら遠慮なく言える。
「まぁ、いい加減な仕事してますねぇ~
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時代が時代だけに良い材料が手に入らなかったのかもしれないけれど、適当と言うのか豪快と言うのか、調査していてもう嫌になってきてしまう。
うちの祖父が生きていたら言うでしょうね、「こりゃぁ大八さんがやったとじゃ」(大工までいっていない、つまりダイ9ではなくダイ8だと)

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2018年11月28日 (水)

古民家の調査

築100年以上の実家のリノベを今年の初め頃だったかな?頼まれていたのだけど(もう年末なんですけどぉ)、ようやく手を付け始めました。
手を付け始めたといってもまだ調査の段階で、まずはとりあえず既存状況を図面に起こさなければならない。
まぁ、他人様の家ではないし気を使う必要もないので、基礎から小屋裏までチャチャっと調査して図面でも起こしましょうかねぇ~と気楽に構えていたのだけれど、なかなかこれが…
部分的に大工さんの即興的な増築がなされている上、メンテもほとんどされてこず、聞いた話だと当時どこそかの代議士さんの家を壊すということで、そこの古材をもらってきて建てたという話(ホントかどうか分からないが祖父がそう言っていたらしい)。
確かにわざわざ譲ってもらった材料だけあって、柱や梁は太くて立派なのだが、惜しいかなあらぬところにほぞ穴があいていたり、長さが足りなかったのかな?おかしなところで梁が継がれていたりでオイオイ!!と突っ込みたくなる箇所多数。
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しかも今ではあまりなじみのない畳割りモジュールで建てられているため、微妙に芯ズレしているところがこれまた数多あり、数値化しづらいことこの上ない。
柱寸も105、115、120、135、170、200、220…とバラエティーに富んでいて、おまけに経年劣化による歪みで測るところによっていちいち寸法が違うんだなぁコレがorz

いったいどこに基準をもってくれば、より正確に図面化できるのか考えながらの作業で、なかなか思っているようには進まないのね~

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2017年11月29日 (水)

力を合わせて自主施工

昨日は、朝から鵜木の家の塗装へ。
以前こちらで触れましたが、クライアント・施工・設計の3者による自主施工です。

今年の夏に引渡し1年後点検を終え、軒天のカビに対してどのように対処したら最善かを検討するため、その日のうちに塗料メーカーの技術の方に問い合わせをしました。
疑問に思うこと、こうしようかと考えているがメーカー側ではどう思うか等、根掘り葉掘り「?」なあらゆることを話しあい、自分なりに頭を整理してまとめ、今できる最善の対策を考えました。

施工は思った以上にスムーズに進み(普通は実際やってみると…のパターンで、ビハインドスケジュールになりがちですよね、何事も)、仕上がりも満足のいくものになりました。
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工務店さんには足場を用意して頂き、ずっと上を向いての体勢で疲労がたまる作業ゆえにとても助かりましたし、クライアントさんには温かいお昼ご飯までお世話になりました

玄関の窓にはクリスマスやハロウィーンの飾り付けがなされ、玄関ホールのアルコーブには子供たちの絵、食卓横の小棚に家族写真が置かれているなど、愛着をもって住んでおられることがひしひしと伝わってきました。
この気持ち、この瞬間を建築屋冥利に尽きるというのだなぁ~とかみしめた、そんな一日でした

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2017年8月 1日 (火)

学びの場

今日は朝から朝倉へ
(九州北部豪雨で
被災された方々に対し
心よりお見舞い申し上げます)。
引き渡し1年後の点検をしてきました。

朝の涼しいうちに小屋裏に入らないと、
日中、フライパン化した小屋裏には
とても入れませんからね
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一年経って、木が乾燥することで
梁・柱などの構造材もスリムに。
痩せるということは、
新築時パンパンに締めた金物も
手で回せるぐらいに
緩んでいるということ。
再度、金物の役目が
きちんと成せるように締め直します
(当たり前のことですが、
こういうことができない業者さんも
いますからね~、
クライアントの皆さん、
くれぐれもご注意を)。

断熱材の浮きや
ズレを直すこともお忘れなく。
言わずもがな、
雨漏れの跡はないか、
結露した跡はないか確認。

汚水桝も一つ一つふたを開けて、
油汚れの詰まりはないか等、チェック
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ぜ~んぶ、プロならやって当たり前のこと。
当たり前のことを当たり前に!

っで、異状ないことに
越したことはないわけですが…。
自然を相手にする建物のこと。
悲しいことに、
なかなかそうなならないわけでして
軒天に黒カビが発生しています
とクライアントさん。
確かに↓
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何か所かに黒い点々の
集まりが見えます。

予算の関係上、内部の木部と
軒天の塗料を併用したんです
(予算に余裕がなければ、
軒天は無塗装でいくこともあるので)。

しかし、河川、田んぼが
そばにある地域風土
(日本建築協会・企画の本にて
カビや藻が発生しやすい
環境とのこと)で、
杉板源平はきつかったか
(そりゃ、外部に杉を使うなら
赤身を使わなきゃという声が
聞こえてきそうですが。
予算があるんですよ、予算が!
と僕は腹の中で言い訳を言う)

必要換気量の2.5倍以上の
小屋裏換気を確保してるし、
断熱気密処理も問題なし。
実際上がってみて確かめた
小屋裏環境も良好だった。

でもね、自然はいつも
人の想像を軽々と超え、
およびもつかないつかない
答えを出してくる。
さてどう対処するか。

まずはサンダーで大まかにカビを取り、
その後、木材用カビ取り液で
カビを浮かして拭き取り。
部分的にはきれいになったが、
思わずウ~ンと唸ってしまう
納得いかないところ多々。
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やはり防カビ剤の入った塗料で
抑える方法が良さそう。
クライアントさんに了解をとって、
もう少し涼しい季節になってから
クライアント・工務店・設計の三者による
自主施工に相成りました。

まだまだ学ぶべきところ多き
建築の道…

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