日記・コラム・つぶやき

2022年2月11日 (金)

最古級の社 田島神社ツーリング

今回は全国でも最も古い神社の一つ、遣唐使も航海安全祈願をしていた佐賀県呼子町の加部島(かべしま)にある田島神社まで自転車ツーリングです。近くを通ることは今まで何度もあり、遠目にもいい雰囲気の建築があるなとは分かっていたのだけど、他に目的があるなどしていつもスルーしていたんです。前を通るたびに写真は撮っていたんですけどね。
まずは吉野ケ里まで出てR46を北へ。北山ダム(ほくざんだむ)の横を通って北山グリーンロードからR323で唐津まで出る山越えルートです。
1_20220211145401
一年で最も寒いこの時期、朝はかなり冷え込んでいます。山の中は当然平地より寒い、まさに極寒です
2_20220211145401
雪があちこちに残っていました。体幹が寒けりゃウインドブレーカー羽織れば解決ですが、手先足先それから顔が問題ね。もちろん、冬用グローブにシューズカバー着用して防寒しているんですけど、それでも山に入ると寒いのなんのって。顔はどうしようもないので鼻水がだだ漏れ状態。
3_20220211145401
でも寒さがどうであれ、山はなんと言っても景色がいいのよ。缶コーヒーで手をあたためながらきれいな空気吸って、のんびりボ~っとするだけで寒さ忘れていい気持ちになれちゃうんです。いやウソです、言い過ぎました。やっぱ寒いもんは寒いにきまっとる!
4_20220211145401
そうこうするうちに唐津市街に出て、皆さんご存じの虹の松原に。ここはこうして写真撮って眺める分はいいのだけど、自転車で通行するのはね…なにしろ道が狭いのよ。車の迷惑にならないように急いで通過しなくっちゃいけないのが実情。
5_20220211145401
唐津市街を抜けたらもう一息、R382で呼子まで。
6_20220211145401
呼子大橋を渡ってやっとこさ今回の目的地 田島神社のある加部島に入ります。呼子大橋が端正で美しいでしょ(昭和63年度 土木学会田中賞受賞)。
7_20220211145401
田島神社はいわゆる観光地のように参拝者でごった返しているようなところではない。さすがに正月は賑わっているだろけど、特に何もない週末あたりはひっそり静かに鎮座ましますと言った感じ。僕のように雰囲気をじっくり味わいたい輩にはうれしいところですね。
8_20220211145401
船上からお参りできるように海から参道の軸線が一直線に社までのびる。
9_20220211145401
見て見て~、この迫力ある佇まい!軒先が軽やかにシュッと張り出していてカッコいいよね!!
10_20220211145401
上までのぼってふり返るとこのように海まで一直線に抜ける、この気持ち良さね。
11_20220211145401
門をくぐって中へ入ると正面に本殿、左手側には朱色の佐與姫神社(さよひめじんじゃ)。
12_20220211145401
その他、秀吉が武将らに力くらべをさせた石もある。両手で持ち上げてみたが動かすことはなんとかできる。っが、これを頭上まで何度も持ち上げて云々って書かれているけどホントか~⁈と言うほど重たい。僕は体力には自信がある方だけど、こいつを頭上まで持ち上げて競い合ったって、どんだけの力持ちよ!
13_20220211145401
っでこちらは↓太閤祈念石という秀吉ゆかりの巨石。
14_20220211145401
横から見てバケツの大きさと比較するとそのデカさがよく分かりますよね。
15_20220211145401
さて、そろそろ帰路につかなくっちゃ冬の日暮れは早いぞ。おみやげに呼子のイカしゅうまいでも買って帰るかと呼子萬坊のオンラインショップで値段確認…やっぱやめとこww
16_20220211145401
いつものごとく帰りは往きとは違うルートを通って帰りたい。唐津まで戻りJR唐津線に沿うかたちでR203を多久方面へ。
17_20220211145401
途中、こちらも気になっていたけど毎回スルーしていた厳木駅(きゅうらぎえき)に立ち寄る。昭和5年築の木造平屋建て駅舎。佇まいに雰囲気ありますよね。ホームの向こう側には機関車時代のレンガ造の給水塔も残っています。こちらは大正15年築だそうです。
18_20220211145401
以前、新聞でも目にした記憶があるのだけど駅舎活用のアンケートが掲示板に貼られていた。それを見て僕がちょっと思ったことなんだけど、なにか新たな活用法を考え出すよりこの駅舎の持っている魅力をそのまま伝えた方がベターなんじゃないかと。上の写真を見てもらうと分かりやすいのだけど、今の駅舎はギャラリースペースが箱型にポコッと正面に飛び出していて建築的に見ると違和感があるんです。おそらく後から増改築していると思うのだけど、そこが雰囲気ある平屋の屋根を途中で断ち切ってしまっていてもったいないな~と。その部分をもとのかたちに戻して整えるだけでじゅうぶん人をあつめる力がこの駅舎にはあると僕は考えますけどね。
20_20220211145901
内部も同様に白いボードが張られているところなど雰囲気にそぐわない箇所をもとの雰囲気に戻す。鉄道の好きな方には有名な熊本の網田駅(おうだえき)なんかはいい見本になるのではないでしょうか。あそこも古い駅舎を活用して、外観はそのままにカフェスペースをつくって人集めに成功している事例だと思います。厳木駅のこの雰囲気を最大限に引き出すことができれば人は必ず集まってくると思います。建築にはそれぐらいの力がありますからね。
19_20220211145401
以上、最後の駅舎の話がふくらんでしまって何が目的の自転車ツーリングだったかな?の内容になっちゃいましたが、国内最古級の田島神社を自転車で見に行ってきたでしたとさ、おしまい。

| | | コメント (0)

2022年1月28日 (金)

50歳の腕時計

最近は腕時計している人が少なくなってきましたね。そりゃそうだ、スマホがあれば困らない時代ですからね。そういう僕はちょっと時代遅れで、お財布携帯ナシだし出かけるときは腕時計するし読書も紙派なのですけど😉
Img_5393
この腕時計は以前のブログでも書いていますが、1972年 諏訪精工舎製のキングセイコー(後期モデル)、56キングと言われるものです。親戚からもらったもので一度メンテナンスとしてオーバーホールしていて、半世紀たった今でもバリバリの現役です。品のある『普通』のかたちが僕好み。そういえば、来月からキングセイコーがレギュラーモデルとして復活するらしいですね。『普通』は使い込むほどに味わい深く、モードに左右されないのです。これからも大切にします。

| | | コメント (0)

2022年1月21日 (金)

紺屋の白袴

ずっと前から見て見ぬふりをしていたことをここに白状します。竣工後2~3年経過したころからセルフビルドの小屋の外壁の杉板の肌がうっすらと透けてきていました。もうそろそろ再塗装の時期だなと分かっていながらも「時間ができたときに…」と言いわけをして後回しにしていたのです。そうこうするうちに、見て見ぬふりしても見えてしまうぐらいの状態に😅
Img_5349
クライアントには「キシラ(塗料名:キシラデコールの略称)は初回の再塗装のタイミングが肝心です。板を長持ちさせるためにも早め早めに塗りましょうね。竣工後3年を目安に…」などと偉そうなことを言っていることもここに白状いたします。これぞ紺屋の白袴!(自分で言うな~😂

| | | コメント (2)

2022年1月15日 (土)

正月ツーリングで宇佐神宮へ

正月は毎年恒例のようになっている神社ライドで宇佐神宮へ。
1_20220115153701

冷たい向い風に鼻水たらしながら、筑後川沿いを日田方面へ。
2_20220115153701

正面に原鶴温泉のランドマーク的建物が見えてきた。このあたりでちょうど鳥栖ー日田の真ん中あたりですね。冬のライドは走り始めは特にだけど、寒いだけに小用が近くなってしまってね。土手の陰で立ションを少々…(こういう時、男で良かったなとしみじみと思うのですw
3_20220115153701

この日はけっこう冷え込んでいて、もやに日が差して美しかった。
4_20220115153701

筑後川沿いを進むと日田の手前に夜明という地がある。僕はこの「よあけ」という地名の響きが好きなんです。昔は温泉街だったのだろう、いまは廃墟となった建物が残る。駅も雰囲気あるんですよ。映画『寅さん』のロケ地にもなるぐらいですからね。
5_20220115153701

日田からR212で山国川沿いを耶馬渓方面へ。途中、かなり前に建築を見にきたことがある『コアやまくに』(設計は栗生明さんです)の前を通るが寄らず。久しぶりだな、ちょっと寄ってみるかと思ったけど、いやいや今日は往復200キロ超の道のりだ。先々のことを考えて今回はスルーすることに。
6_20220115153701
川沿いを走っていいことはときどき魅力的な橋に出会えること。かわいい沈下橋とか↑、
こちら↓の5連石造アーチの馬渓橋とか。美しいですよね。
7_20220115153701

馬渓橋から進行方向を眺めると荒々しい岩肌が見える。立留りの景と言って約250年前のある夜、突然岩山が崩れてこの景観がうまれたと言われているとか。
8_20220115153701

耶馬渓からR44で宇佐まで山越え。桜峠を越えたらいよいよ宇佐IN。しばらく畑が広がるのどかな風景が続き市街地に入る。
9_20220115153701

宇佐神宮に着いたのが13時ごろだったので、鳥栖からちょうど5時間ほど。お昼は神宮からほど近い食堂『宇佐の家』で大分名物とり天定食を食べる。うん、すごくやわらかくておいし~い!以前、由布院駅前の食堂で食べたとり天はいまいちだったが、ここのはとてもおいしかったです。値段も900円でリーズナブル。
10_20220115153701

お腹も満たされ小休憩もできたし、そろそろ目的の宇佐神宮に向かいますか。
11_20220115153701
さすがに人が多かったです。まあ、正月に多くないわけがな~い!ですけど、それにしても多かったってこと。駐車待ちで数珠つなぎの車を横目にス~イスイ、なんとなく優越感w
12_20220115153701
宇佐神宮は建築を勉強した人は必ず知っているであろう八幡造りの代表的建築物。2棟の切妻の建物が棟を平行に配置され、その間にできた谷の部分に樋があるのが特徴。その本殿はこの中にあるのだけど、どうもこの日は入れなかった。
13_20220115153701

14_20220115153701
帰りは西参道を眺めながら帰途につく。
15_20220115153701

日帰りは復路がいつもバタバタになってしまう。早めに出ないと暗い山道を走ることになるぞとは分かっていてもついついね…。宇佐を出発したのが14時半ごろ。往路と同じじゃつまんないと、少し遠回りになることを承知で復路ルート組み立てちゃうし。そういう性格なんですね、我ながら自分とつきあうのもなかなかたいへんだなw
16_20220115153701

ルートはこんな感じでしたとさ
Img_5340

| | | コメント (0)

2021年11月 6日 (土)

鳥栖ー牛深 ツーリング②

宿に着いたらベッドにごろんとしたい気持ちをおさえて、まずはサイクルジャージを洗濯する。持ち物をなるべく少なくすることが自転車ツーリングにおいて重要であるため、替えの衣類は下着のみ持参でその他ジャージやタイツは洗濯しないといけない。これが疲れた体には苦痛なのだが、苦痛だろうが眠たかろうが部屋に入ったらすぐやらねば明日は生乾きの刑にあうことになるのだ。皆さんも生乾きの刑は嫌でしょ?

洗濯を済ませたらエアコンの吹き出し口前に吊るして宿を出る。夕飯を食べてエネルギー補給をせねば。近くのコンビニで弁当でも買ってちゃちゃっと食べて早めに休まなければ明日きついぞ。歩いて15分のYショップはすでに閉まっていたので(このあたりの店は閉店が早いのだ)片道25分歩くはめに。こんなことなら自転車で来たら良かったと思ったものの後の祭り。明日の朝食分も買って街灯のない道を宿へと引き返す。それにしても光が少ないとこんなにも星が見えるんだな。

5時に起床。昨夜はあれからお風呂に入って23時すぎに就寝。まだ少し寝足りない感じだが、そこはいつもの貧乏根性でせっかく来ているんだから!と早朝から行動開始。昨日買った菓子パンと牛乳を食べ身支度を整えたら6時に宿を出発する。

まずは牛深ハイヤ大橋へ。設計はレンゾ・ピアノ、ピーター・ライス、岡部憲明、マエダ。レンゾ・ピアノ氏は皆さんご存じの関空の設計者ですね。地元の人たちが朝の散歩をしている。牛深ハイヤ大橋が散歩コースなんて羨ましいかぎりです。
31_20211106134001

32_20211106134001

33

次は牛深南端、下須島へ。
34

35
僕はどこに行っても先端、行き止まり、先っぽを見に行きたくなってしまうのだ。
36
島に入ると朝日が顔を出した。絵に描いたような朝日だなと独り言ちながら、ユリー・シュルヴィッツ作『よあけ』を思い浮かべていた。「おともなく、しずまりかえって…」
37

38

島南端の展望台のある鶴葉山公園に着く。
39
ここから先は道が細くなっていて、途中に階段もあるから自転車は置いてと思ったのだが…。いや待てよ、自転車かついでいけばまた同じ東側の道を戻らずに西側へ回れそうだぞ。そうすれば島一周もできそうだ。人の気配がなく、展望所までの歩道は草に覆われクモの巣が行く手をさえぎる。自転車を片手に枝葉を手で払いのけながら進む。ようやくひらけたところに出たと思ったら一面の雑草に埋もれるようにして一脚のベンチがある。どうやらこれが苦労してたどり着いた展望所らしい。
40
眺めは確かにいいが、ここまで荒れてしまっているとわざわざ来たかいがあったかな…。

さて気持ち切りかえて今日も長い道のりになりそうだ、先を急がねばならないと展望所から下の駐車場まで下りてきたときにはたと気づいた。胸元に引っかけていたサングラスがないのだ。クモの巣をさけるときに前傾したからその時に落としたか?再び展望所まで探しながら戻る。草の間に落ち込んで隠れていないかと草かき分けて探すが見つからない。公園入口まで引き返して探してもやはりない。あぁ~、無理して展望所なんか登らなければ良かったとグチグチ。
41
18,000円もしたからいったん躊躇したが、まあ長く使うものだしと自分を納得させて買ったサングラスなのだ。いやぁ~、痛いな痛い!いつまでも探しているわけにもいかないのでとりあえず忘れることに(あきらめることにと言いたいところだけどその時の自分にはハードルが高すぎました)。

昨日通ったR26はすごく僕好みの道だったが、後半は暗くなってよく見えなかった。もう一度走ってじっくりと味わいたい。
30_20211106134001
店もほとんどなくてコンビニ慣れしている僕らが住むとなったらなかなか大変だろうけど、車通りも少なくサイクリングにはもってこいの道だ。特に僕のような集落、漁村好きにはね。
42

43

44

45

46

天草工業高校のところからは、昨日通ったR324の北側ルートではなくR286の南側を走る。来た道をそのまま引き返すのはあまり好きではない。そのまま来た道を戻るってなんだか損した気になりません?
47

48

49
南側は北側よりも島が多く、立ち止まってシャッターを切りたいポイントがいくつもあった。
50
お昼は、いい景色を眺めながら食べようとあらかじめ買っておいたおにぎり。これはこれで店内で食べる料理よりおいしく感じるものだ。
51

前島に入ってからは傾いてきた西日を気にしつつ、なるべく明るいうちに距離をかせいでおきたい一心でペダルをこぐ。
52

53

天草への入り口、天門橋を渡って1時間ほど走ったころだろうか。ボトルの水がなくなったので自販機で水を買う。何気なく後方のサドルバッグに目をやると、あれ?バッグのゴムひもにはさんであったはずのトラベルシューズがない!サングラスに続きシューズまでも…orz しっかりとゴムひもを張ってはさんでいたはずなのになぜ?
54

55
ひもの固定部がすっぽ抜けちゃっています。一番力がかかる固定部分を接着一発仕上げでつくっているのは設計ミスじゃないのかいと個人的には思いますけど。トラベルシューズはおろしたてだっただけにもったいないな。だけどあきらめろと言われれば、ハイあきらめます。だってこっちはサングラスの1/10の値段でしたから(まだひきずっているサングラスの件)。

一日に落とし物を2回もしてしまってモヤモヤすることもあったツーリングでしたが、終わってしまえばトラブルもいい思い出になるのが旅のいいところですね。往きのルートより少し遠回りしたので走行距離は250km弱でした。
56

| | | コメント (0)

2021年10月15日 (金)

鳥栖ー牛深 ツーリング①

透き通るような青空に朝の空気が気持ちいい。今回は一泊で天草南端の牛深まで自転車ツーリングだ。
1_20211015144901
今まで宿泊する時はバックパックを背負って走っていたのだが、今回はフレームバッグをバイクにつけて走ってみることにした。
2_20211015144901
結果、やはり体が楽だった。なにより、背中の放熱がバッグに邪魔されず快適なのがいい。今度から宿泊する時はフレームバッグ装備で行くことになりそうだ。

R17→R209→R208と南下。日差しは強いがこのところすっかり秋めいてきて、汗ばんだ肌に涼風が心地いい。

恰幅のいい男性的スタイルの建物が目に入る。
3_20211015144901

4_20211015144901

5_20211015144901
S11(1936)年竣工、今も現役の大牟田市役所だ。いかにも当時のお役所といった雰囲気だが、玄関廻りの花崗岩のディテールといい建物にどことなく品がある。このようなクラッシックな建物を見て思うのは、よく考えて設計し時間と労力を惜しまず施工すると、機能面は徐々に失われてもいつまでも品よく美しい建物として存在できるということだ。これぞ本当のエコロジー的建築と言えるのではないだろうか。

R208→R501で長洲港の横を通り、漱石の『草枕』の舞台となった小天温泉を通過する。
7_20211015144901
この辺りは急な斜面にびっしりとミカン畑が広がっている。僕は何度もここを通っているのだが、毎回立ち止まって見入ってしまう。斜面にはりつくミカン畑と集落のコントラストがなんとも美しいのだ。そして少し行くと、有明海の向こうに雲仙岳を望むことができる。
8_20211015144901

R501→R57で有明海を抱き込むように西へ突き出た宇土半島に入る。
12_20211015144901
ちょうどその中ごろに鉄道フリークにはたまらないであろうJR三角線 網田(おうだ)駅がある。一眼レフを首から下げた人たちがあっちからこっちからと構図を変えてシャッターを切っている。
9_20211015144901

10_20211015144901

11_20211015144901
レトロな駅舎にはオシャレなカフェも併設され、いわゆる「ばえる」人気スポットだ。

お昼過ぎに道の駅 宇土マリーナに到着する。
13_20211015144901
コロナ感染者が徐々に減ってきているからだろうか、お客さんの数がいつもより多い。何のイベントだか確認しなかったが、露店も並んでこちらも人が多い。
14_20211015144901
昼食は海鮮づけ丼。

宇土マリーナから西へ30分ほど走ると、世界文化遺産でNHK 『坂の上の雲』のロケ地ともなった三角西港が見えてくる。
15_20211015144901

16_20211015144901

17_20211015144901
開港当初からある旧高田屋回漕店の潮風にいぶされ色づいた鎧下見の板壁、明治時代の石積み埠頭、その他趣のある洋館が建ち並んでいる。
18_20211015144901

19_20211015144901

天草の入り口 天門橋を渡る。いろいろ寄り道をしてきたせいで、出発から7時間もかかってしまった。少し先を急がないと日が暮れそうだ。
20_20211015144901

21_20211015145001

天門橋を渡り、大矢野島→永浦島→前島→上島と走り、急ぎ足で瀬戸歩道橋を渡り下島へと入る。
22_20211015145001

23_20211015145001
目的地の天草南端に位置する牛深まであと60キロほどだ。R26で海岸沿いに一路南へ。

この道を自転車で走るのはこれが初めてだ。穏やかな内海を左に眺めながら、時々あらわれる小さな漁村を通り抜けてゆく。とても静かな道だ。
24_20211015145001

25_20211015145001

26_20211015145001
僕の好きな映画、萩生田宏治監督の『楽園』のロケ地は天草と聞いたことがあるが、このあたりだろうか。漁村を抜ける細い道を走っていると、映画を観て感じた日常と非日常のあわいに身を置いているような感覚を覚える。
27_20211015145001
すっかり暗くなってしまった。予約していた民宿に少し遅れることを連絡するために立ち止まる。月がきれいだ。風はなく穏やかな波の音だけが聞こえる。

下島に入って2時間半後、ようやく牛深ハイヤ大橋が見える。我が家からもれる明かりが見えたときのような安堵感につつまれる。
28_20211015145001
民宿へ向かいながら空を見上げると、プラネタリウムでしか見たことがないような満天の星が瞬いていた。(一日目終わり)
29_20211015145001

| | | コメント (0)

2021年7月13日 (火)

【メディア掲載】小学館 DIME(ダイム) 8月号

所さんの雑誌『Daytona(デイトナ)』に引き続き(詳細はこちら)、小学館から出版されている『DIME(ダイム) 8月号』に弊社の小屋がとり上げられました。
Img_4914
Img_4913
コロナウイルスの影響でしょうね、弊社にもタイニーハウスや小屋等の離れについての問い合わせが多い昨今です。

| | | コメント (0)

2021年5月16日 (日)

鳥栖から大村湾一周 往復300キロライド

とうとう佐賀県も梅雨に入ってしまった。今朝から蒸し暑くてもうすでにうんざりです。それにしても梅雨入り早すぎでしょ!例年より27日も早いらしいです。梅雨入りが早いからって早くあけるのかというとそう単純ではないようで、今までの記録から推し量るに期間が長くなることが予想されるとのこと。嫌なこと言うねぇ、天気予報は。ウソでもいいからそういう時はひょっとしたら早くあけるかも?…ぐらいで匂わしてくれなきゃ。そしたら視聴者も、ひょっとしてひょっとするか!とだまされてあげるのに。
さてしょうもない前置きはそれぐらいにしておいて本題に。少し前のことになりますが鳥栖から自走で大村湾を一周し、その後自走で再び鳥栖まで自転車で300キロ走ってきました。
0
夜明け前の3:30出発。武雄に入ったあたりで朝日が顔を出す。
1_20210516120101
ちょっと立ち止まり深呼吸。早朝の澄み渡った空にひんやりした空気。
大村湾一周は東彼杵(ひがしそのぎ)から入る。そこから時計回りで南下、出発から4時間経過の7:30に大村市のサンセット通りに着。朝は車が少なくて走りやすいな。
2_20210516120101
コンビニで菓子パン2,3個とコーヒーを補給。
太陽が照りつける9:45に自転車ひっくり返して何やってんの?見渡す限りミカン畑が広がる坂を上っているとプッシュ~!と嫌な音が…はい、パンクです。まぁロングライドにはつきものですので驚くこともないのだけど、何度聞いても嫌な音だこと、プッシュ~!
後輪外してタイヤからチューブ抜き出し、少し空気を入れて穴の位置をさがす。その穴の位置がどこにくるのか、タイヤに当てがってパンク原因が残っていないかチェック。今回は5㎜ほどの鉄片が刺さっていました。原因物質取り除いたら予備のチューブを装着し空気を入れて完了。20分ほどで復旧、再び走り出す。
3_20210516120101
さて、時刻はちょうど11:00。東彼杵から入ったからちょうど大村湾半周ってとこですね。

4_20210516120101
琴海戸根原というところの南無観古音大菩薩の碑がある公園で一休み。入り江の静かな海が美しく、立ち止まってしばし眺める。
5_20210516120101
お腹がすいてきたころ、ちょうど良さそうな店が目に入る。11:30 琴海形上町の『山小屋』にて昼休み。
7_20210516125501
カツ丼・うどんセットを食す。ひんやりとした店内で日焼け止めをたっぷりと塗り直してと。
6_20210516120101
まだ先は長い。だらだらするわけにもいかず、早々にサドルの上に。
あとは写真も撮らず、ときどき好きな漁村の風景を眺めつつ(漁村と言ってもほとんどは農村集落なのね)東彼杵までひと回り。大村湾一周後は往路をそのまま自走で帰途へ。18:30に鳥栖着。サドルの上で15時間、大村湾一周のサイクリングでしたとさ。

| | | コメント (2)

2021年2月25日 (木)

西日本シティ銀行本店と学生時代

僕の大学時代(20年ほど前ですが)、もうすでに安藤忠雄さんは確固たる名声を築き日本のみならず世界で活躍していた。今に置き換えるなら飛ぶ鳥を落とす勢いの隈研吾さんと言った感じだろうか。学生に限らず一部の教授までが安藤語録の「ゲリラ的に」というフレーズを繰り返し口にしていた記憶がある。僕は天邪鬼のきらいがあるので、大学入って皆が髪を染めだしたりタバコを吸いだしたり髭をたくわえたりしだすと、なんかカッコ悪いからあの流れには乗りたくないなと思っていた。だから周りが安藤忠雄派になっていくのを見て、皆が安藤なら僕は磯崎と考えるようになったのも自然だった気がする。磯崎新さんはどちらかと言うと僕らより上の世代に人気の建築家で、僕ら世代ではあまり流行っていなかった。また、安藤さんと同じく「世界的!」だし、大分出身で九州に代表作が数多く建っているので手軽に実作に触れられ、その点中央の建築学生に対し地の利があるということが磯崎を選択した理由と言えば言えるか。
余暇を持て余していた学生時代は、毎日と言っていいほどよく街を散策していた。磯崎さんの難解な(建築畑では磯崎新の理論武装と言われるぐらい)本を買って読んでは、その言葉と実作を重ねることを繰り返していた。断絶、転写、反転、切断、梱包、ルドゥの柱などなど磯崎語録てんこ盛りのシティ銀行本店、色鮮やかな内部空間が目に焼きついているシティ銀行大分支店、あの薄暗いヴォールト天井が連続してのびる空間に、マリリンモンローのヌードを象った曲線(磯崎語録ではモンローカーブ)が取ってつけたようにあらわれる北九州市立中央図書館、アルミダイキャストの2本の四角柱が、山に突き刺さるように浮かぶ北九州市立美術館、正面入り口アルコーブには、偽の扉が並び配されていた冗談のような建築 秀巧社ビル…。
西日本シティ銀行本店の取り壊しが決まり、見納めに行かねばとの思いで去年の9月久しぶりに訪れた。低層部にはすでに足場が組まれていたが、まだ建物全体を見ることができた。西日本シティ銀行本店(僕の学生時代は福岡シティ銀行、建築時は福岡相互銀行)は1971年に第一期が竣工、1983年に第二期の増築がなされている。増築部には磯崎さんらしい表現で、赤い外壁にベージュの帯が入れられているので一目で分かる。駅前広場からの眺めは鮮やかな色のインド砂岩をまとった壁(磯崎語録ではシティウォール)がドーンとそびえたち、どことなくアジア的なにおいがした。
Img_4116a
日本のどこに行っても同じような駅前空間が広がる中で、九州の玄関口 博多駅を出て眼前に現れる独特の壁は、九州の建築学生としてどことなく誇らしかった。そして、こんなに自由で(今では潤沢な建築資金があってこその話と分かるが)まるでアートのような個人的表現をしてもいいんだと夢をふくらませた。
Img_4117a
あれから何十年!ときみまろのセリフではないが、建築実務を通して違う見方も少しずつできるようになった。水を吸いやすく外壁に使用するにはデメリットも多い砂岩(しかも汚れやすい割肌。特に日当たりの悪い壁に生えた黒カビを、足場を立てて洗浄しているところを何度か目にした)と目立たないように奥に追いやられて水切の役目を果たしていない笠木、これでもかと出入りの多い凸凹の外観、本当に機能的に成立していたのかと思ってしまうピストルのようなかたちの設備スペース、大通りに面して開口の少ない閉鎖的な表情と、それに伴い生じていたであろうオフィス環境の弊害、白大理石を板目で使用したマッシブでカッコイイ正面入口は、極端に幅が狭く出入りしているお客さんを見かけたことがなかった…等々、管理している銀行側、仕事をしているスタッフの立場からは言いたいことが数多あったであろう。
だから建て直しけっこう、今までよく我慢して使いこなしてくださいました…とは素直に言えないんだな。僕の学生時代の懐かしいにおい、思い出がもうたどれなくなってしまうのかと。建築が壊されると物理的なものが失わるだけでなく、そのものについた個人的な過去のつながりも同時になくなってしまうのだから。

| | | コメント (0)

2021年2月17日 (水)

ネジ固すぎでしょ

今回は自転車のホイールをメンテナンスした話です。
ロードバイクのホイールってピンキリなんですけど、そこそこ評判のいいものを買おうとするといいお値段するんです。〇万円出すと(※注:〇万円と言っても1~2万ではありません)そこそこのもの、〇十万以上出さないとなかなか満足(そのホイールに何を求めるかによって変わりますけど)いくものは手に入らないという何ともディープな趣味の世界。この世界に出入りしている人達は、ちょっとばかりお金の基準が狂っているような気がします。僕も狂っていないとは言いませんが、これ以上はおかしなことになるから…という感覚は今のところ持ち合わせております、はい。
さて、そろそろ本題のメンテの話に移りましょう。今回行ったのはホイールの軸の部分に当たるハブ(あの鉄の細い棒が放射状に出ている中心のところですね)にグリスを補給する作業です。僕のホイールはフルクラムというイタリアメーカーのレーシングゼロ。種類はアルミクリンチャーで2016年以降モデルになります。サイクルコンピュータのログを見ると走行距離7,100km(だいたい5,000kmを目安にグリスアップするようです)。作業手順はググれば数多出てきますので省略(ずいぶん投げやりだなぁ、説明がめんどくさいだけでしょ)。
まずはフロント側から作業開始。ググると2016年以降モデルのハブをばらす際に注意することとして一番初めに書かれているのがこの部分↓
A_20210217170801
先に左側のエンドナットを外したいので、右側は必ず六角レンチ及び六角スパナの二丁掛で回すこと(スパナは5㎜前後の厚さのものでないと入らないので注意。リサイクルショップで買いましょう)そうしないと右側のエンドが先に外れてしまい、そのエンドが取れたままスパナを掛けて回すと頭が簡単になめて残念なことに(はい、部品代¥7,000でございます)。
ただ今回、僕が苦戦したのはこの右側エンドのネジ。まぁ~固かったのなんの!六角レンチが捻じれるぐらいの力をかけて回そうとするのですがビクともしない。これ以上の力をかけるとレンチを差し込んでいる頭が壊れそうだったので、ひとまずクレ556をネジきり部分に流し込んで待機。その後、やっと外れました↓
B_20210217170801
こんな小さなナット外すのに2時間かかった…趣味と言えど我ながらバカらしい。
ナットが外れればあとは簡単です。
C_20210217170801
順々に部品をばらしていくだけ。
D_20210217170801
雨の日は乗らないようにしているし、もちろんバイクは屋内保管ですからグリスも白いままで綺麗なもんです。
E_20210217170801
っで、順番通りに並べて↓
F_20210217170801
シェル側の古いグリスを拭き取り↓
G_20210217170801
分解したアスクル側もクリーニングしたら↓
H_20210217170801
新しくグリスを塗り直して↓
I_20210217170801
慎重に組み立てて完了です↓
J_20210217170801
ここからはリア側になります。フロント側だけで思っていた以上に時間がかかってしまい二日にまたがってしまいました。リア側の手順はフロントとほぼ同じだし、短時間ですぐ終われるでしょと思っていたのだけどこれがなかなか…。
スプロケットがはまるフリー側はすぐにばらせたのですが(リア側はけっこう汚れていますね)↓
K_20210217170801
その反対側のエンドナットが、まぁ~固かった!フロント側でもエンドナット外すのに手こずりましたが、まさかのリア側でも。フロント側に輪をかけて固着している模様でクレ556作戦でもビクともしない。いろいろ調べてみると、固着ネジには、ワコーズのラスペネという潤滑油が効くと書かれていたので藁にも縋る思いで買ってきました↓
L_20210217170801
それにしてもこのラスペネ、どこも店頭販売してないのよ。オートバックス、イエローハット、グッデイ(DIY店)、ナフコ(DIY店)、サカモト(DIY店)と回ったがどこも取り扱いなし。困ってネット検索するとアストロプロダクツに置いてあるとの情報が(初めから検索すればよかった)。そしてようやく丸星ラーメン横のアストロプロダクツで購入できました。しかも価格がクレ556の4倍ぐらいするのよ、高すぎやろ。これで556と効果変わらずだったらどうしようかと半信半疑でラスペネ吹き付けて待機していたのだが…。
あら不思議、エイッ!と力をかけて回すと外れた↓
M_20210217170801
こんな小さな部品ひとつばらすのにどんだけ時間消費させんのよ、フルクラムさん。メンテナンス性を考慮に入れて、あらかじめ設計することの大切さは建築と同じだなぁ~。

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧