日記・コラム・つぶやき

2021年11月 6日 (土)

鳥栖ー牛深 ツーリング②

宿に着いたらベッドにごろんとしたい気持ちをおさえて、まずはサイクルジャージを洗濯する。持ち物をなるべく少なくすることが自転車ツーリングにおいて重要であるため、替えの衣類は下着のみ持参でその他ジャージやタイツは洗濯しないといけない。これが疲れた体には苦痛なのだが、苦痛だろうが眠たかろうが部屋に入ったらすぐやらねば明日は生乾きの刑にあうことになるのだ。皆さんも生乾きの刑は嫌でしょ?

洗濯を済ませたらエアコンの吹き出し口前に吊るして宿を出る。夕飯を食べてエネルギー補給をせねば。近くのコンビニで弁当でも買ってちゃちゃっと食べて早めに休まなければ明日きついぞ。歩いて15分のYショップはすでに閉まっていたので(このあたりの店は閉店が早いのだ)片道25分歩くはめに。こんなことなら自転車で来たら良かったと思ったものの後の祭り。明日の朝食分も買って街灯のない道を宿へと引き返す。それにしても光が少ないとこんなにも星が見えるんだな。

5時に起床。昨夜はあれからお風呂に入って23時すぎに就寝。まだ少し寝足りない感じだが、そこはいつもの貧乏根性でせっかく来ているんだから!と早朝から行動開始。昨日買った菓子パンと牛乳を食べ身支度を整えたら6時に宿を出発する。

まずは牛深ハイヤ大橋へ。設計はレンゾ・ピアノ、ピーター・ライス、岡部憲明、マエダ。レンゾ・ピアノ氏は皆さんご存じの関空の設計者ですね。地元の人たちが朝の散歩をしている。牛深ハイヤ大橋が散歩コースなんて羨ましいかぎりです。
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次は牛深南端、下須島へ。
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僕はどこに行っても先端、行き止まり、先っぽを見に行きたくなってしまうのだ。
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島に入ると朝日が顔を出した。絵に描いたような朝日だなと独り言ちながら、ユリー・シュルヴィッツ作『よあけ』を思い浮かべていた。「おともなく、しずまりかえって…」
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島南端の展望台のある鶴葉山公園に着く。
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ここから先は道が細くなっていて、途中に階段もあるから自転車は置いてと思ったのだが…。いや待てよ、自転車かついでいけばまた同じ東側の道を戻らずに西側へ回れそうだぞ。そうすれば島一周もできそうだ。人の気配がなく、展望所までの歩道は草に覆われクモの巣が行く手をさえぎる。自転車を片手に枝葉を手で払いのけながら進む。ようやくひらけたところに出たと思ったら一面の雑草に埋もれるようにして一脚のベンチがある。どうやらこれが苦労してたどり着いた展望所らしい。
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眺めは確かにいいが、ここまで荒れてしまっているとわざわざ来たかいがあったかな…。

さて気持ち切りかえて今日も長い道のりになりそうだ、先を急がねばならないと展望所から下の駐車場まで下りてきたときにはたと気づいた。胸元に引っかけていたサングラスがないのだ。クモの巣をさけるときに前傾したからその時に落としたか?再び展望所まで探しながら戻る。草の間に落ち込んで隠れていないかと草かき分けて探すが見つからない。公園入口まで引き返して探してもやはりない。あぁ~、無理して展望所なんか登らなければ良かったとグチグチ。
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18,000円もしたからいったん躊躇したが、まあ長く使うものだしと自分を納得させて買ったサングラスなのだ。いやぁ~、痛いな痛い!いつまでも探しているわけにもいかないのでとりあえず忘れることに(あきらめることにと言いたいところだけどその時の自分にはハードルが高すぎました)。

昨日通ったR26はすごく僕好みの道だったが、後半は暗くなってよく見えなかった。もう一度走ってじっくりと味わいたい。
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店もほとんどなくてコンビニ慣れしている僕らが住むとなったらなかなか大変だろうけど、車通りも少なくサイクリングにはもってこいの道だ。特に僕のような集落、漁村好きにはね。
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天草工業高校のところからは、昨日通ったR324の北側ルートではなくR286の南側を走る。来た道をそのまま引き返すのはあまり好きではない。そのまま来た道を戻るってなんだか損した気になりません?
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南側は北側よりも島が多く、立ち止まってシャッターを切りたいポイントがいくつもあった。
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お昼は、いい景色を眺めながら食べようとあらかじめ買っておいたおにぎり。これはこれで店内で食べる料理よりおいしく感じるものだ。
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前島に入ってからは傾いてきた西日を気にしつつ、なるべく明るいうちに距離をかせいでおきたい一心でペダルをこぐ。
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天草への入り口、天門橋を渡って1時間ほど走ったころだろうか。ボトルの水がなくなったので自販機で水を買う。何気なく後方のサドルバッグに目をやると、あれ?バッグのゴムひもにはさんであったはずのトラベルシューズがない!サングラスに続きシューズまでも…orz しっかりとゴムひもを張ってはさんでいたはずなのになぜ?
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ひもの固定部がすっぽ抜けちゃっています。一番力がかかる固定部分を接着一発仕上げでつくっているのは設計ミスじゃないのかいと個人的には思いますけど。トラベルシューズはおろしたてだっただけにもったいないな。だけどあきらめろと言われれば、ハイあきらめます。だってこっちはサングラスの1/10の値段でしたから(まだひきずっているサングラスの件)。

一日に落とし物を2回もしてしまってモヤモヤすることもあったツーリングでしたが、終わってしまえばトラブルもいい思い出になるのが旅のいいところですね。往きのルートより少し遠回りしたので走行距離は250km弱でした。
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2021年10月15日 (金)

鳥栖ー牛深 ツーリング①

透き通るような青空に朝の空気が気持ちいい。今回は一泊で天草南端の牛深まで自転車ツーリングだ。
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今まで宿泊する時はバックパックを背負って走っていたのだが、今回はフレームバッグをバイクにつけて走ってみることにした。
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結果、やはり体が楽だった。なにより、背中の放熱がバッグに邪魔されず快適なのがいい。今度から宿泊する時はフレームバッグ装備で行くことになりそうだ。

R17→R209→R208と南下。日差しは強いがこのところすっかり秋めいてきて、汗ばんだ肌に涼風が心地いい。

恰幅のいい男性的スタイルの建物が目に入る。
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S11(1936)年竣工、今も現役の大牟田市役所だ。いかにも当時のお役所といった雰囲気だが、玄関廻りの花崗岩のディテールといい建物にどことなく品がある。このようなクラッシックな建物を見て思うのは、よく考えて設計し時間と労力を惜しまず施工すると、機能面は徐々に失われてもいつまでも品よく美しい建物として存在できるということだ。これぞ本当のエコロジー的建築と言えるのではないだろうか。

R208→R501で長洲港の横を通り、漱石の『草枕』の舞台となった小天温泉を通過する。
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この辺りは急な斜面にびっしりとミカン畑が広がっている。僕は何度もここを通っているのだが、毎回立ち止まって見入ってしまう。斜面にはりつくミカン畑と集落のコントラストがなんとも美しいのだ。そして少し行くと、有明海の向こうに雲仙岳を望むことができる。
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R501→R57で有明海を抱き込むように西へ突き出た宇土半島に入る。
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ちょうどその中ごろに鉄道フリークにはたまらないであろうJR三角線 網田(おうだ)駅がある。一眼レフを首から下げた人たちがあっちからこっちからと構図を変えてシャッターを切っている。
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レトロな駅舎にはオシャレなカフェも併設され、いわゆる「ばえる」人気スポットだ。

お昼過ぎに道の駅 宇土マリーナに到着する。
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コロナ感染者が徐々に減ってきているからだろうか、お客さんの数がいつもより多い。何のイベントだか確認しなかったが、露店も並んでこちらも人が多い。
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昼食は海鮮づけ丼。

宇土マリーナから西へ30分ほど走ると、世界文化遺産でNHK 『坂の上の雲』のロケ地ともなった三角西港が見えてくる。
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開港当初からある旧高田屋回漕店の潮風にいぶされ色づいた鎧下見の板壁、明治時代の石積み埠頭、その他趣のある洋館が建ち並んでいる。
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天草の入り口 天門橋を渡る。いろいろ寄り道をしてきたせいで、出発から7時間もかかってしまった。少し先を急がないと日が暮れそうだ。
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天門橋を渡り、大矢野島→永浦島→前島→上島と走り、急ぎ足で瀬戸歩道橋を渡り下島へと入る。
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目的地の天草南端に位置する牛深まであと60キロほどだ。R26で海岸沿いに一路南へ。

この道を自転車で走るのはこれが初めてだ。穏やかな内海を左に眺めながら、時々あらわれる小さな漁村を通り抜けてゆく。とても静かな道だ。
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僕の好きな映画、萩生田宏治監督の『楽園』のロケ地は天草と聞いたことがあるが、このあたりだろうか。漁村を抜ける細い道を走っていると、映画を観て感じた日常と非日常のあわいに身を置いているような感覚を覚える。
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すっかり暗くなってしまった。予約していた民宿に少し遅れることを連絡するために立ち止まる。月がきれいだ。風はなく穏やかな波の音だけが聞こえる。

下島に入って2時間半後、ようやく牛深ハイヤ大橋が見える。我が家からもれる明かりが見えたときのような安堵感につつまれる。
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民宿へ向かいながら空を見上げると、プラネタリウムでしか見たことがないような満天の星が瞬いていた。(一日目終わり)
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2021年7月13日 (火)

【メディア掲載】小学館 DIME(ダイム) 8月号

所さんの雑誌『Daytona(デイトナ)』に引き続き(詳細はこちら)、小学館から出版されている『DIME(ダイム) 8月号』に弊社の小屋がとり上げられました。
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コロナウイルスの影響でしょうね、弊社にもタイニーハウスや小屋等の離れについての問い合わせが多い昨今です。

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2021年5月16日 (日)

鳥栖から大村湾一周 往復300キロライド

とうとう佐賀県も梅雨に入ってしまった。今朝から蒸し暑くてもうすでにうんざりです。それにしても梅雨入り早すぎでしょ!例年より27日も早いらしいです。梅雨入りが早いからって早くあけるのかというとそう単純ではないようで、今までの記録から推し量るに期間が長くなることが予想されるとのこと。嫌なこと言うねぇ、天気予報は。ウソでもいいからそういう時はひょっとしたら早くあけるかも?…ぐらいで匂わしてくれなきゃ。そしたら視聴者も、ひょっとしてひょっとするか!とだまされてあげるのに。
さてしょうもない前置きはそれぐらいにしておいて本題に。少し前のことになりますが鳥栖から自走で大村湾を一周し、その後自走で再び鳥栖まで自転車で300キロ走ってきました。
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夜明け前の3:30出発。武雄に入ったあたりで朝日が顔を出す。
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ちょっと立ち止まり深呼吸。早朝の澄み渡った空にひんやりした空気。
大村湾一周は東彼杵(ひがしそのぎ)から入る。そこから時計回りで南下、出発から4時間経過の7:30に大村市のサンセット通りに着。朝は車が少なくて走りやすいな。
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コンビニで菓子パン2,3個とコーヒーを補給。
太陽が照りつける9:45に自転車ひっくり返して何やってんの?見渡す限りミカン畑が広がる坂を上っているとプッシュ~!と嫌な音が…はい、パンクです。まぁロングライドにはつきものですので驚くこともないのだけど、何度聞いても嫌な音だこと、プッシュ~!
後輪外してタイヤからチューブ抜き出し、少し空気を入れて穴の位置をさがす。その穴の位置がどこにくるのか、タイヤに当てがってパンク原因が残っていないかチェック。今回は5㎜ほどの鉄片が刺さっていました。原因物質取り除いたら予備のチューブを装着し空気を入れて完了。20分ほどで復旧、再び走り出す。
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さて、時刻はちょうど11:00。東彼杵から入ったからちょうど大村湾半周ってとこですね。

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琴海戸根原というところの南無観古音大菩薩の碑がある公園で一休み。入り江の静かな海が美しく、立ち止まってしばし眺める。
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お腹がすいてきたころ、ちょうど良さそうな店が目に入る。11:30 琴海形上町の『山小屋』にて昼休み。
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カツ丼・うどんセットを食す。ひんやりとした店内で日焼け止めをたっぷりと塗り直してと。
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まだ先は長い。だらだらするわけにもいかず、早々にサドルの上に。
あとは写真も撮らず、ときどき好きな漁村の風景を眺めつつ(漁村と言ってもほとんどは農村集落なのね)東彼杵までひと回り。大村湾一周後は往路をそのまま自走で帰途へ。18:30に鳥栖着。サドルの上で15時間、大村湾一周のサイクリングでしたとさ。

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2021年2月25日 (木)

西日本シティ銀行本店と学生時代

僕の大学時代(20年ほど前ですが)、もうすでに安藤忠雄さんは確固たる名声を築き日本のみならず世界で活躍していた。今に置き換えるなら飛ぶ鳥を落とす勢いの隈研吾さんと言った感じだろうか。学生に限らず一部の教授までが安藤語録の「ゲリラ的に」というフレーズを繰り返し口にしていた記憶がある。僕は天邪鬼のきらいがあるので、大学入って皆が髪を染めだしたりタバコを吸いだしたり髭をたくわえたりしだすと、なんかカッコ悪いからあの流れには乗りたくないなと思っていた。だから周りが安藤忠雄派になっていくのを見て、皆が安藤なら僕は磯崎と考えるようになったのも自然だった気がする。磯崎新さんはどちらかと言うと僕らより上の世代に人気の建築家で、僕ら世代ではあまり流行っていなかった。また、安藤さんと同じく「世界的!」だし、大分出身で九州に代表作が数多く建っているので手軽に実作に触れられ、その点中央の建築学生に対し地の利があるということが磯崎を選択した理由と言えば言えるか。
余暇を持て余していた学生時代は、毎日と言っていいほどよく街を散策していた。磯崎さんの難解な(建築畑では磯崎新の理論武装と言われるぐらい)本を買って読んでは、その言葉と実作を重ねることを繰り返していた。断絶、転写、反転、切断、梱包、ルドゥの柱などなど磯崎語録てんこ盛りのシティ銀行本店、色鮮やかな内部空間が目に焼きついているシティ銀行大分支店、あの薄暗いヴォールト天井が連続してのびる空間に、マリリンモンローのヌードを象った曲線(磯崎語録ではモンローカーブ)が取ってつけたようにあらわれる北九州市立中央図書館、アルミダイキャストの2本の四角柱が、山に突き刺さるように浮かぶ北九州市立美術館、正面入り口アルコーブには、偽の扉が並び配されていた冗談のような建築 秀巧社ビル…。
西日本シティ銀行本店の取り壊しが決まり、見納めに行かねばとの思いで去年の9月久しぶりに訪れた。低層部にはすでに足場が組まれていたが、まだ建物全体を見ることができた。西日本シティ銀行本店(僕の学生時代は福岡シティ銀行、建築時は福岡相互銀行)は1971年に第一期が竣工、1983年に第二期の増築がなされている。増築部には磯崎さんらしい表現で、赤い外壁にベージュの帯が入れられているので一目で分かる。駅前広場からの眺めは鮮やかな色のインド砂岩をまとった壁(磯崎語録ではシティウォール)がドーンとそびえたち、どことなくアジア的なにおいがした。
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日本のどこに行っても同じような駅前空間が広がる中で、九州の玄関口 博多駅を出て眼前に現れる独特の壁は、九州の建築学生としてどことなく誇らしかった。そして、こんなに自由で(今では潤沢な建築資金があってこその話と分かるが)まるでアートのような個人的表現をしてもいいんだと夢をふくらませた。
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あれから何十年!ときみまろのセリフではないが、建築実務を通して違う見方も少しずつできるようになった。水を吸いやすく外壁に使用するにはデメリットも多い砂岩(しかも汚れやすい割肌。特に日当たりの悪い壁に生えた黒カビを、足場を立てて洗浄しているところを何度か目にした)と目立たないように奥に追いやられて水切の役目を果たしていない笠木、これでもかと出入りの多い凸凹の外観、本当に機能的に成立していたのかと思ってしまうピストルのようなかたちの設備スペース、大通りに面して開口の少ない閉鎖的な表情と、それに伴い生じていたであろうオフィス環境の弊害、白大理石を板目で使用したマッシブでカッコイイ正面入口は、極端に幅が狭く出入りしているお客さんを見かけたことがなかった…等々、管理している銀行側、仕事をしているスタッフの立場からは言いたいことが数多あったであろう。
だから建て直しけっこう、今までよく我慢して使いこなしてくださいました…とは素直に言えないんだな。僕の学生時代の懐かしいにおい、思い出がもうたどれなくなってしまうのかと。建築が壊されると物理的なものが失わるだけでなく、そのものについた個人的な過去のつながりも同時になくなってしまうのだから。

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2021年2月17日 (水)

ネジ固すぎでしょ

今回は自転車のホイールをメンテナンスした話です。
ロードバイクのホイールってピンキリなんですけど、そこそこ評判のいいものを買おうとするといいお値段するんです。〇万円出すと(※注:〇万円と言っても1~2万ではありません)そこそこのもの、〇十万以上出さないとなかなか満足(そのホイールに何を求めるかによって変わりますけど)いくものは手に入らないという何ともディープな趣味の世界。この世界に出入りしている人達は、ちょっとばかりお金の基準が狂っているような気がします。僕も狂っていないとは言いませんが、これ以上はおかしなことになるから…という感覚は今のところ持ち合わせております、はい。
さて、そろそろ本題のメンテの話に移りましょう。今回行ったのはホイールの軸の部分に当たるハブ(あの鉄の細い棒が放射状に出ている中心のところですね)にグリスを補給する作業です。僕のホイールはフルクラムというイタリアメーカーのレーシングゼロ。種類はアルミクリンチャーで2016年以降モデルになります。サイクルコンピュータのログを見ると走行距離7,100km(だいたい5,000kmを目安にグリスアップするようです)。作業手順はググれば数多出てきますので省略(ずいぶん投げやりだなぁ、説明がめんどくさいだけでしょ)。
まずはフロント側から作業開始。ググると2016年以降モデルのハブをばらす際に注意することとして一番初めに書かれているのがこの部分↓
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先に左側のエンドナットを外したいので、右側は必ず六角レンチ及び六角スパナの二丁掛で回すこと(スパナは5㎜前後の厚さのものでないと入らないので注意。リサイクルショップで買いましょう)そうしないと右側のエンドが先に外れてしまい、そのエンドが取れたままスパナを掛けて回すと頭が簡単になめて残念なことに(はい、部品代¥7,000でございます)。
ただ今回、僕が苦戦したのはこの右側エンドのネジ。まぁ~固かったのなんの!六角レンチが捻じれるぐらいの力をかけて回そうとするのですがビクともしない。これ以上の力をかけるとレンチを差し込んでいる頭が壊れそうだったので、ひとまずクレ556をネジきり部分に流し込んで待機。その後、やっと外れました↓
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こんな小さなナット外すのに2時間かかった…趣味と言えど我ながらバカらしい。
ナットが外れればあとは簡単です。
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順々に部品をばらしていくだけ。
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雨の日は乗らないようにしているし、もちろんバイクは屋内保管ですからグリスも白いままで綺麗なもんです。
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っで、順番通りに並べて↓
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シェル側の古いグリスを拭き取り↓
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分解したアスクル側もクリーニングしたら↓
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新しくグリスを塗り直して↓
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慎重に組み立てて完了です↓
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ここからはリア側になります。フロント側だけで思っていた以上に時間がかかってしまい二日にまたがってしまいました。リア側の手順はフロントとほぼ同じだし、短時間ですぐ終われるでしょと思っていたのだけどこれがなかなか…。
スプロケットがはまるフリー側はすぐにばらせたのですが(リア側はけっこう汚れていますね)↓
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その反対側のエンドナットが、まぁ~固かった!フロント側でもエンドナット外すのに手こずりましたが、まさかのリア側でも。フロント側に輪をかけて固着している模様でクレ556作戦でもビクともしない。いろいろ調べてみると、固着ネジには、ワコーズのラスペネという潤滑油が効くと書かれていたので藁にも縋る思いで買ってきました↓
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それにしてもこのラスペネ、どこも店頭販売してないのよ。オートバックス、イエローハット、グッデイ(DIY店)、ナフコ(DIY店)、サカモト(DIY店)と回ったがどこも取り扱いなし。困ってネット検索するとアストロプロダクツに置いてあるとの情報が(初めから検索すればよかった)。そしてようやく丸星ラーメン横のアストロプロダクツで購入できました。しかも価格がクレ556の4倍ぐらいするのよ、高すぎやろ。これで556と効果変わらずだったらどうしようかと半信半疑でラスペネ吹き付けて待機していたのだが…。
あら不思議、エイッ!と力をかけて回すと外れた↓
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こんな小さな部品ひとつばらすのにどんだけ時間消費させんのよ、フルクラムさん。メンテナンス性を考慮に入れて、あらかじめ設計することの大切さは建築と同じだなぁ~。

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2021年2月 8日 (月)

繰り返し見ること

自分のアンテナにビビッときたものは繰り返し見に行くようにしています。見に行くごとにその印象は変わります。物理的にモノ自体は変化していないので、足を運ぶたびに印象が変わって見えるのは、見ている本人が変わっているからでしょう。自らの気持ちがその時々で変化し、注目するところ、見て感じる印象、それに付随して広がる思考の軌跡が違ってくるからだろう(読書も同じで再読するたびに新たな発見がありますよね)。逆にこの変化を感じられなくなっているときは要注意で、自分が成長にしろ退化にしろ変わっていない証拠ですから、あなた少し考えた方がいいですよとその対象物から諭されていると考えた方がいい。何度も来ているから飽きちゃったなぁなどと言うことは自らが変化している限り起こりえないことなのだから。
僕が繰り返し見に行っている建築、佐世保の親和銀行本店及び懐霄館(かいしょうかん)を見に行ってきました。2月5日が白井氏の誕生日なので、僕の中では白井晟一誕生祭の一環ですね。たまたま僕の誕生日と同じなのですが、建築界のゴッドファーザーと誕生日が同じってだけで意味もなくうれしくなりますね。言わずと知れた白井晟一氏の代表作の一つで、現在の名称は合併により十八親和銀行となっています。1967年の第一期から1969年に第二期、そして1975年に第三期の懐霄館と長きにわたって築かれた大作です。
今回も自転車による建築ツーリングでルートはこんな感じ↓
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ウルグアイ産黒御影の本磨き 目地無しで仕上げられた筒壁の上に、イラン産白トラバーチン(現在は仕上げが変わっていますが)の本磨きの彫刻的な量塊がキャンチで持ち上げられています。
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隠れてしまっていますが、こちらはのぼれない階段として有名な白御影の袖壁に彫り込まれた装飾の階段です。幅400、踏面290
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のぼった先は(繰り返しますがのぼれません)露台になっていて建物と一体となった時計があります。
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第二期時は営業室へと続く入口でした。観音開きの扉になっていますが、元は白井建築でおなじみの円銅製グリル扉の引分け戸でした。
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彫刻のような濃密なディテールの厚い壁に埋め込まれる入口。
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こちらは軒裏のトラバーチンに穿たれたダウンライト。誰もマネできない(こんな図面引いて現場に渡したら何考えてんだ!って怒られるか誰も口きいてくれなくなるでしょう)美しいRの面取りがされています。鷺宮の住宅の解体前の見学会でも見ましたが、2階子供室のダウンライトが同じ納め方でした。
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本店裏側にある第三期の懐霄館ファサード。ごつごつとした重厚感の塊のような外壁は、諫早砂岩の割肌仕上げ野積み。石の厚さは100~150㎜もあります。
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そこに埋まるように挿入された赤御影 本磨き仕上げのポーチ。
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側面にはリズミカルに穿たれた開口部。
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1時間ほど歩き回っていただろうか。白井建築を体験した後にいつも感じる満腹感と疲労感。この頭がクラクラするような感じはいったい何なのだろう。

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2021年2月 5日 (金)

ライドポーチは百均で

今回はサイクリングネタになります。興味のない方にはタイトルから「…?」でしょうけど。
さて、みなさんはロングライドやツーリングの時に携帯必需品のスマホやツール類はどこにしまってあります?
①トップチューブやサドルもしくはハンドルの携帯バッグに?
②いやいや、もっとシンプルにボトルケージのツールボトルの中に入れてます?
③ロング走るのならバックパック背負って行くに決まってんじゃんという方もおられるかもしれませんね。
僕の答えは…
①ロードバイクはなるべくシンプルにまとめたい方なのでバッグはつけたくない
②2ヶ所あるボトルケージの片方には輪行バッグを入れたいからツールボトルもダメ(夏はケージにスポーツ飲料を追加するので、輪行バッグはサドル裏にマジックテープで固定します)
③宿泊ありのツーリングならまだしも日帰りならバックパックは背負いたくない(カメラ背負っていくこともあるから)
っということで、この百均ポーチに↓必需品を入れてサイクルジャージの中央ポケットに携帯しています。
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ライドポーチやサイクルポーチの名で検索すると、各メーカーのものがずらりと出てきます。値段はだいたい2,000~3,000円といったところでしょうか。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょうけど、僕の感覚ではただの単純なポーチにこの値段か…とちょっと躊躇してしまいます(はやく言えばケチ)。まぁサイクリングに限らず趣味用品はどんなジャンルでも割高なのは分かるのですが、その毒された金銭感覚(はい、偏見です)に染まりなくないと考えている僕としては、こんなのだったら百均さがせば同じようなの売ってるでしょと思考は巡り、さっそくダイソー行ったらやっぱりあったというわけです。ダイソーの高額商品300円なり(お客さま、こちら300円商品になりますがよろしいでしょうか?)。
中を開けるとこんな感じでパックしています↓
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それでは取り出して順に見ていきましょう。
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左側にポケットが3ヶ所あり、上のポッケにこれも百均のがま口財布と買い物した時用のポリ袋×2。左下のに緊急連絡先と血液型を裏に記入した免許証のコピー、ボロ布、バンドエイド×3、アルミホイルに包んだインナーチューブ×1、ポリ手袋×1ペア、右下のにリップクリーム。
つづいて右側のメッシュ部にコンビニでもらった手拭き×2、ポケットティッシュ、マスク、コンタクトレンズ。そして百均の防水スマホケースに携帯ツールキット、ミッシングリンク工具、ミッシングリンク×2ペア、補修用の短いチェーン、タイヤレバーをパッキング 以上。
これにスマホを挟んでジッパーをしめたら完了です。ちなみに携帯ポンプはブリジストンのゲージ付きポンプをフレームにつけています。
手で触れるものだし夏は特に汗で汚れますし、スマホや財布取り出すなど開け閉めもわりと頻繁にするライドポーチですから、使っていればそれなりに痛んできます。そんな時、百均ポーチだと気軽に買い換えられますよね↓
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お客さま、こちら300円商品になりますがよろしいでしょうか?

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2021年2月 1日 (月)

いま読んでいる本

令和3年も2月に入りました。だからと言うわけでもないのですが、月初めで区切りがいいのでいま読んでいる本を↓
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左上から、寺田寅彦 随筆集1→宮脇檀 父たちよ家へ帰れ→坂口安吾 不連続殺人事件→子母澤寛 勝海舟2→アダム・スミス 国富論Ⅰ
左下にうつって、夏目漱石全集→ロマン・ロラン ジャンクリストフ→司馬遼太郎 播磨灘物語(下)→涌井良幸 数学の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典。
【追記 2021/2/2】
寝る前に読む枕もとの本を忘れていました↓
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尾崎芳雄 市村清の生涯と白洲正子 古典の細道
市村清はリコーの創業者で僕が住んでいるところの隣町の出身。しかも僕と顔が似ているということもあって勝手につながりを感じて読んでいます。

見ての通りざっくばらん、そのとき読みたいと思った本をただ手にとって読んでいるといった感じです。あと再読の本もあって、宮脇檀さんの入門書として最適で、しかも家を建てたいと考えている方の参考(堅苦しくない参考書として)にもなる『父たちよ家へ帰れ』、好きな作家のひとり夏目漱石の全集、学生の頃に読んだ『ジャンクリストフ』の3冊は再読になります。
太宰治は来客があるときは、読んでいる本をすべて隠して目に触れるところに置かなかったとどこかで読んだことがあります。本棚を見られることでいま興味を持っていること、考えていることをのぞかれるような気がして不快だったのでしょう。机に置いてあるのはいつも聖書一冊だったと。僕の方はのぞかれても、そもそものぞくものがないのでいいのだが、頭のいい人というのは繊細なもんですね。
ちなみにブクログに本棚をつくっています。よかったらのぞいてくださいな→ykawasakiの本棚

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2021年1月22日 (金)

スクラップブック

インターネットがあっという間に広がり、TVの代わりにユーチューブ、読書は紙の本ではなくタブレットで、電話は使わずライン通話、知らない言葉はググる…等々が当たり前になった世の中。ある意味、かなり便利で僕もその恩恵に大いに与っているわけだが、そうは言ってももう40過ぎの昭和な人間。辞書を引く機会は減ったが、腰を据えて調べたいときには新明解、新明解で物足りなければ広辞苑、広辞苑を補いたいときは類語辞典と辞書を引くことだってあるし、NHKのドキュメンタリー番組は好きだし、読書は紙の本じゃなくっちゃ物語の世界に引き込まれてゆくあの感覚が味わえない。
っで今回のお題のスクラップブックの話、紙の情報をファイリングする話に。
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ネットで興味ある記事があれば、お気に入りにしとけばいつでもどこでもアクセスできストックできるわけだけど、そこは昭和人間。プリントアウトして紙の上の文字を追うプロセスを経なければ何だか内容が頭に入ってこないんだなぁ~。
その他、建築見学会の際にいただいた資料や、
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雑誌や本のもう一度、いや何度でも参考にするであろうディテール記事、
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家具をセルフメイドしたときのメモやスケッチ、
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それから身の周りのものの採寸、
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ネットサーフィンでたまたま見つけた情報等々、
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建築に少しでもかかわりがあり、しかも自分アンテナにビビッときたありとあらゆる情報は、縮尺を調整したり書き込みするなどして整理したうえでこのスクラップブックに綴じられることになる。
建築、特に建築の設計においては、勉強で言うところの予習(情報を取り込み自分の頭の中で予め反芻しておくこと)がとても大事だと考えているので、もうかれこれ20年近く続けているスクラップブック、ファイリングなのであります(月日の経つのは早いものですねぇ…

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